60: ペロりん 2005/03/21(月) 21:02:40 ID:???
「ただいま~」

アスカは玄関を開けると同時に帰宅の挨拶をする。
つい先ほどまで連休を利用して友人洞木ヒカリ嬢のお家で
女の子数人による『第1回 女だけのお泊り会』をしてきたところ。
年頃の女の子が集まるため自然と話題は好きな人の話や
恋人の話、芸能、スポーツ、さらにちょっとエッチな話まで。
普段学校で下ネタ話に花を咲かせる男共を軽蔑したりするが
女の子同士なら話は別。興味はありまくりなのだ。
普段飲めないアルコールも入って夜通しそんな話や
ちょっと調子に乗ってヒカリの姉の部屋から
アダルトビデオを拝借し上映会などやってしまった。
まあたまにはハメをはずすのもいいだろう。

そんなこんなで今は太陽が高く昇ってギンギンに照らすそんな時間。
もちろん形だけの保護者は仕事中で不在。
同居中の少年(と言うか自分の彼氏)が玄関まで迎えに来るものだと思っていた。
しかし「おかえり~」と言う少年からの返事はない。
てっきりお昼ご飯の為に買出しとも思ったが玄関にはシンジの靴がある。
葛城家に存在していることは明らかだ。
返事がない事に多少の不満があったがどうせベランダで
洗濯物でも干しているのだろう。
そう結論付けたアスカは返事をしなかった事をネタに今度イチゴパフェでも
奢らせてやろうと靴を脱ぎ散らかしショルダーバッグを放り投げリビングに向かう

61: ペロりん 2005/03/21(月) 21:03:54 ID:???
「シンジィ~!アンタこのアタシが帰ってきたのに挨拶一つも…」

言いかけてアスカは口を閉じる。
目線の先にはクッションを枕にしてすやすやと気持ち良く眠るシンジの顔。
日頃の疲れが溜まっていたのだろう。完全な安眠状態。
ちょっとやそっとでは起きそうもない。

(なによ。気持ち良さそうに眠っちゃってこっちはアンタが寂しがってるだろうから
ヒカリ達とのウィンドウショッピングも断って帰ってきてやったのに…)

1人愚痴るアスカだったがシンジの安らかな寝顔を見ていると
そんな考えもどうでもよくなってくる。

(それにしてもかわいい顔してるわねぇ)

間近で拝見しようとシンジに近づくが視界の隅に違和感を感じ視線をそちらに向ける。
視界に映ったものはシンジの下半身にあるモノ。
普段は大人しいソレだが朝起きた時や夜のベッドの中ではやたら自己主張するソレ。
お天道様が昇る時間だと言うのに見事にテントを張っている。
わぉっ!と歓喜の声を上げるわけでもなく興味心身にソレを見つめ近づく。

(そういえばエッチの時いつも暗くしてるからシンジのちゃんと見たことないのよねぇ
まあ彼氏なんだから問題ないわよね?)

そう思いつつジーンズのファスナーを下ろし白いブリーフからソレを取り出す。
ドクドクと脈打つソレを柔らかく掴み

62: ペロりん 2005/03/21(月) 21:06:00 ID:???
「へぇ~こんな風になってるんだぁ。おっきいけどちょっとかわいいかも」
「これがアタシに入ってきてたんだぁ」
「ビデオじゃモザイクかかってて良くわかんなかったのよねぇ」

などとマジマジ見ながら小声で素直な感想を口にする。
何気なく皮を上下に擦ってみる。
一瞬ビクッとしたソレを見てアスカは悪戯を思いついた子供の顔になる。

「へぇ感じちゃってんだ。おもしろ~い。もっとやろっ。」

悪乗りしたアスカはシンジの了承を得ようともせず右手を上下に動かす。
うっ、はっ、とシンジの吐息とも言える様な声が耳に届くが
アスカの思考は既にソレで夢中。完全な安眠妨害だ。

(なによ甘い声なんか出しちゃって、気持ちいいの?ならもっとやってアゲル
だから見させてよねシンジ?えっいいの?じゃ交渉成立ね)

1人頭の中でシンジとの交渉を成立させたアスカは右手の動きを早くする。
優しく包み込むように。それでいて手の面積一杯にそれを掴む。

(前にエッチのとき興味本位で強く握ったら痛いっていってたもんね)

ふっ、んっ…シンジの吐息が段々と激しくなり無意識の内にわずかに腰を動かす。

(え~っと、確か昨日のは裏筋を優しくなでるように…)

昨日の映像を思い出しつつ人差し指の腹でシンジのソレを優しく這わす。
はぁっ、はぁっ、シンジの甘い吐息がアスカの脳を徐々に侵食していく。


63: ペロりん 2005/03/21(月) 21:07:36 ID:???
(そんなに気持ちいいのかな?それとも我慢してるのかな?
もうっ!こんなにかわいい彼女がこんな事してあげてるんだからはっきりしなさいよ)

あっ、あっ、とシンジのソレも段々と射精の準備に向けより一層大きくなる

(ベッドの上じゃアンタがいっつも主導権握ってるからねぇ
たまにはアタシがシンジを気持ちよくイかせてあげる♪)

目をとろんとさせ、んふぅと舌足らずな声をあげ
アスカもはぁ、はぁ、と甘い吐息を吐き出す。

次第にアスカが擦っているソレも
ビクビクさせながら先っぽから透明の液体をじわりじわりと出てくる。

(あっ、なんかそろそろイッちゃいそう…かな?あの白い奴が出てくるんだよね
でもあれどこから出てくるんだろう?ビデオ見た限りじゃ大体の場所は見当が付くけど)

端から羞恥心より好奇心が勝っていたアスカはふと顔をシンジのソレに近づける。
と、同時に


びくっ、びくっ、びくっとシンジのソレが脈打ち溜まっていた白い液体を吐き出す。

64: ペロりん 2005/03/21(月) 21:08:54 ID:???
当然白い液体はアスカの顔目掛けて一直線。近づきすぎてしまったため止むを得ない。
ほんの少しの間を空けて3発ほど発射したソレは少しづつ元の形に戻ろうとしているが
アスカの方は目をこれでもかというほど大きく見開き再起動できないでいた。
時間にして10秒ほど経った後、アスカは再起動を果たすが

(な、なによこれぇ~!変な臭いがするぅ、どろっとしててぬるぬるして生暖かくて。
信じらんない。アタシ今までこんなのナカに入れられてたのぉ!?
それにこれじゃアタシ昨日のAV女優みたいじゃないのっ!)

普段から避妊薬を飲んで妊娠の心配はなかったが
こんな不愉快な物を腔内に注ぎ込まれていたと知り
さらに自分を安い女にされてしまったと思うアスカは
射精した張本人を咎めるため大声を出そうとする。


が、一瞬それを躊躇しふと昨日の事を思い出す。
『あぁーん。この白いのおいしぃのぉ』
艶っぽい表情の女優さんは確かにそう言った。

「本当かしら?」

一度疑問に思ったら解決しなければ気がすまないのがアスカである。
意を決し左手人差し指でほっぺに付いた精液をチロッと舌先で恐る恐る舐めてみる

65: ペロりん 2005/03/21(月) 21:09:50 ID:???
(なによこれっ!にがーい。それにちょっとしょっぱーい!へんなあじぃー)

コクンと一飲みしてうげぇと舌を出す。
ふと右手に目をやるとシンジの精液でベタベタになっている。
おもむろに手を近づけペロッ「うえぇ」ペロッ「うえ」ペロッ「うーん」
と自分の舌で手を綺麗に舐め回し吟味する。
右手に付いた精液を舐め終えた後は顔に掛かった精液を人差し指で掬い上げ口に含む。

「ほんと変な味(ペロッ)よねぇ。もうちょっとおいしく(ペロッ)出来ないのかしら?
(ペロッペロッ)ドロドロしてるし(ペロッ)口ん中が(ペロッペロッ)ネバネバするし(ペロッ)」

ふーむ、と考えながら人差し指で掬い上げた精液を舐めていたのだが

「あれ?」

指を舐めてもあの味がしないことに気づいたアスカは顔中を触ってみたが
ドロドロとした液体は手に付かない。
慌てて洗面所に向かい鏡で自分を見ると
顔に付いていた精液は綺麗さっぱりアスカが舐めきっていた。

66: ペロりん 2005/03/21(月) 21:10:51 ID:???
「むぅぅぅ。もうないのぉ!?
シンジ以外の男のなんて死んでもいやだし…こうなったら…」

鏡の中の自分と睨めっこをするアスカだったが
なにかを閃いたようで再びシンジの元に向かう。
シンジは先ほどまでとは違い今は穏やかに寝息を立て
夢の世界に旅立っている。
普通は射精後の開放感と下着に付く不快感で目が覚めるものだが
今回はアスカに付けた為不快感が湧き上がらなかったからなのか、
本当に疲れているからなのか目が覚める事はなかった。
そんな幸せそうなシンジを見下ろしアスカがにやり笑いをして口を開く。



「第二回戦始めるわよ。バカシンジ」


つづけてもいい?


164: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:45:52 ID:???
パンツも綺麗にたたんでシンジが身に着けている物は青いTシャツ一枚。
下半身はすっぽんぽんで且つアスカに脚を45度の角度で広げられながらも未だに寝息を立てている。
待ちに待った時が来たとばかりにアスカはシンジの脚の間に座り、
元のサイズに戻っている'シンジ'を優しくにぎにぎする為に手を伸ばす。
…が、おや?行き付いた先はどうやら太股の内側のようだ。

(アンタいっつもアタシの事じらしてるもんね~。
乳首弄って欲しい時にずっと乳房揉んでたり、
我慢できなくて挿れて欲しい時だって『まだダメだよ』とか言って
太股とかふくらはぎとかずーっと舐めまわしてたりしてたもんね。
まあじらされた後にスルと昂ぶっててすっごく気持ちいいから
別にこれといって不満は無いんだけど)

つまり今まで自分がやられた事をここで仕返ししてやろうというわけだ。
アスカは両手の指合計10本を使ってシンジの膝辺りから股の付け根までを
やさーしくツツーッと這わす。
穏やかな寝息を立てていたシンジは、はぁっと軽い吐息を吐き出し
小さくなっていた'シンジ'もビクッとかわいい反応を示す。
今度は逆に股の付け根から膝の辺りまでを優しくモミモミしながら指の腹で這わす。
んっ、ふぅとシンジは仄かに甘い吐息を出し、
'シンジ'もピクピクッと少しずつ空気を注入された風船のように
天井に向かって少しずつ伸び始める。

165: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:46:24 ID:???
(ふふっ、感じて来てる来てる。もーっとじらしてやろーっと)

ヒートアップしたアスカは指の腹を使い'シンジ'の周り股の付け根やへその下を
シンジが感じるようにいやらしく指を這わしていく。
それに反応するシンジは明らかに快感ととれる吐息を出し、
同じく反応する'シンジ'はグングンと反り立っている。
カチカチに硬く脈打ち大きくなった'シンジ'の先端部にアスカは顔を近づけ
はぁ、はぁと艶やかな吐息を浴びせる。
吐息を浴びせられる度に'シンジ'はピクッピクッと動き
アスカの目を潤ませ楽しませる。

(へへっ、暖かい息を吹きかけられるだけでビクビクしちゃうんだぁ
『早く触ってよ』っておねだりしてるみたい。
でもダ~メ!まだじらしたりないわ。
そういうわけでもうちょっと辛抱してねシンジ)

微笑みながら'シンジ'にまた暖かい吐息を吐く、
先程と同じように'シンジ'は反応する。
それを見て幾分か満足したアスカは「ちょっと待っててね」と、
一言言うと顔を上げ左手を床に着け自身の体を支えながらのしかからない様に
シンジの上半身に体を寄せる。
左手と両膝でバランスを保ち右手をシンジのTシャツの中に滑り込ませると
腹を撫でながら少しずつシンジの体を上らせる。
撫で回されるたびにシンジはピクッと体を震わせる。
その行為がアスカの攻め心をさらに燃え上がらせていった…

166: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:46:56 ID:???
右手を滑らかに動かしシンジの胸の辺りをそっと撫で回す。
顔と顔が先程よりも近いためシンジの吐息がさらにはっきりと耳に侵食し
アスカの脳を甘く溶かしていく。
この部屋に響く音はエアコンが冷風を出す機械音と
時折キッチンの冷蔵庫が中の食材を冷やす音と
はぁっ、はぁっと男女2人が熱い吐息を交わらせる音だけ…
まるでこの世界にはこの2人しか存在していないような雰囲気、
あの赤い海のほとりに戻ったかのようなそんな錯覚をアスカは感じていた。
甘く溶けていく思考の中でふとアスカは思い出す。
あの時と似たような体勢なのに立場がまったくの逆になっていることに…
シンジの気持ち良さそうな、けれど何かに耐えているようなそんな顔を
アスカは自分の瞳の中一杯に映す。

(気持ち良さそうな顔してるわねぇ。これからもっと気持ちよくさせてあげるから。
大丈夫よ、アンタと違ってアタシは首なんて絞めたりしないから)

一瞬アスカは赤い世界の時の事を思い出すが、
丁度動かしていた右手がシンジの乳首に触れてしまい、
シンジのふぅんと言う喘ぎ声にも似た吐息によって現実に引き戻される。
アスカは1人「ゴメンゴメン。集中しなくちゃね」などと呟くも、
自身の右手の動きが止まっていなかったことに対し少し嬉しそうな反応をし
今度は溶けきった意識を右手に集中する。

(そういえば昨日のビデオの男優さん、自分の乳首舐められて気持ち良さそうにしてたわね。
男の人も胸って気持ちいいのかな?……よしっ!行くわよシンジ)

アスカの好奇心は止まらない、止められない…

167: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:47:35 ID:???
指で軽く触れてみると案の定シンジは、はぁ、あっと声を出す
それが嬉しくて楽しくてアスカはちょっと指の腹に力を込め乳首を捏ねくる。
連続する快感にシンジの口からは甘く切ない声を出し続ける。
やっぱり男の人も気持ちいいんだと1人納得したアスカ、
調子に乗って人差し指と中指で軽く摘んでみる。少し硬くなる乳首、
んっと懲りずに切ない声を出すシンジ。額に少し汗がにじみ出てきている。

(コイツこんな事までされてるのにまだ起きないのかしら?
よっぽど昨日までの疲れが溜まってるのね。
しょうがない。疲れた彼氏を優しく気持ちよくさせてやるのは
かわいい彼女の役目だもんね)

また一つ無理矢理な理由で自分を納得させたアスカは
今シンジが身に着けている唯一の布、
つまり青いTシャツをずるずるとめくりほとんど真っ裸のような状態にする。
華奢だがしっかりと腹は割れていて男の体になっている。
めくった事により、ふわっとアスカの鼻腔に大好きなシンジの匂いが広がると、
あっという間にうっとりと頬を染め陶酔した表情に変わる。

(あぁシンジって本当にいい匂いするなぁ。
この匂い嗅げるのはあたしだけなんだよねぇ。
変態さんみたいだけど、なんだかしあわせぇ)

陶酔した表情のままアスカは左手と右手を床につけ体を固定した後
自分の顔をシンジの胸に近づけ舌先でチロチロと軽く転がしてみる。
シンジの喘ぎ声が先程よりも激しくそして切ないものとなる。

168: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:48:07 ID:???
(もっともっと気持ちよくさせてあげたい。
もっともっと切ない声が聞きたい。
もっともっとアタシを感じてほしい。)

今アスカの頭の中にはこれしかなかった。
舌先でシンジの乳首をコロコロと弄り倒しながら、
もっともっと感じてほしくてネロンと舌全体で胸を舐める。
シンジの喘ぎ声を耳に入れながらこの程度ではまだまだと
小さく可憐な口で乳首をチュウゥゥと吸い上げる。

(『攻め』ってこんなに楽しいことだったんだ
シンジが夢中になってアタシの身体を弄り回すのがなんだか判る気がする。
好きな人の喘ぎ声を聞くのがこんなにも嬉しくて満たされる事だったなんて…)

あっ、んふぅ、はっとシンジの快感の声がアスカの耳を通し頭の中まで響き、
この声をもっと聞きたいとばかりに乳首を口で吸い上げる。
含んだそれを舌で優しく転がし軽く甘噛みし、
はぁんと女の子のようなかわいい声を出すシンジを見つめ
そんなにも感じてくれることがとても嬉しくて
アスカは本来の目的を忘れただただ乳首を愛撫する。


舐めて、転がして、甘噛みして、吸い上げて、また舐めて、
何度かそれを繰り返してるうちに両手に力が入れられなくなったアスカの体は
シンジの体に覆いかぶさっていた。

169: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:48:39 ID:???
のしかかられたままでもシンジは目を開ける気配は無く、
身体を重ねているから相手の体温が全身に伝わって、
とても暖かいから包み込まれているようだから、アスカは体を持ち上げることが出来なくて、
けれど口と舌を厭らしく動かすことは止められる筈もなくて…

ちゅぱっ、くちゅっ、ねろっとアスカの口から声帯を使わずに擬音が漏れる。
左手は無意識のうちにシンジの右側の乳首を弄っていた、
それを流し目で見つめフフッと軽く笑うと視線を自分の腹に触れている'シンジ'に向けた。

とても切なそうにビクッビクッと動く'シンジ'
先端部からは透明な汁が滲み出ていた。
アスカはそれを潤んだ目で見て、唾液で潤んだ口で語りかけた。

「なによぉ、ちょっと相手しなかっただけじゃない。
そんな切なそうな反応しないでよぉ。涙まで流しちゃってぇ、もう我慢の限界なの?
……いいわよ。いっぱい可愛がって愛してあげる。」

顔を身体をシンジの下半身にまで下げようとしてふと動きを止める。
シンジがいつも挿れる時に耳元で囁いでくれるあの言葉を思い出す。
主な使い方は食事の前に使う言葉、
作ってくれた人に感謝の意をこめて使う言葉。
あの言葉をシンジはいつも使う。エッチをする時一度たりとも欠かしたことは無い、
事後に何でその言葉を使うのか?と聞いたことがある。
顔を赤くしつつも真剣な顔でシンジは答えた。

170: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:49:11 ID:???
『アスカの全てを、それこそ身も心も僕が全て貰って受け止めるって意味でね。ダメかな?』

恥ずかしそうに頬をポリポリ掻き『ちょっとクサイ台詞かな?』と照れた様に言った。
そのすぐ後に『僕はもう嫌な事から逃げるの止めるから』と真摯な顔でそう付け加えた。
アスカはその答えに涙した。
嬉しくて、幸せで、自分がシンジのものになる、
自分のいい所、嫌な所その全てをこの男は受け止めて抱きしめてくれる。
あの時は『…ばか』と小さく言って深い深い大人のキスを交わした。

(アタシの全てをかぁ、アタシはシンジの全てを…)

アスカは考える。果たして自分はシンジの全てそれこそ何もかもを
受け止めてやる事が出来るのであろうかと…
走馬灯のように駆け巡るシンジとアスカの歴史…

そして結論を出す。

(もしアタシがあの時みたいに身も心もボロボロになったとしても
今度は…ううん、これからはずっとアンタを受け止めて抱きしめてあげる
だってアンタはアタシのものなんだから…だから…)

身を乗り出しシンジの耳元に口を近づけ微笑みながら優しく囁く、
いつもシンジが自分に言ってくれたあの台詞を…

「いっぱい愛してあげる、ばかしんじ。いただきまーす」

言った後、ねろんと耳をひと舐めするアスカであった。

171: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 2005/03/26(土) 00:49:42 ID:???
さてスル前にしなければいけない事はもう全てカタをつけた。
なのにアスカの顔は少し暗い。
反り立つ'シンジ'を目の前で見つめ一人うーんと唸る。

(別に咥えるのはいいのよ。シンジのだから全然平気だし
ただねぇ、ちょーっと苦いのがねぇ何とかなんないかしら
その問題だけでもクリアできればいつでもやってあげるのに…)

右手をちょこんとあごに乗せ考えるポーズでアスカは思考の海に落ちかけるが、
ぱぁーっとその顔に笑顔が戻り頭の上に豆電球が光る。

(なによー簡単じゃない。こーんなことに気が付かないなんてぇ
まあしょうがないわよねぇ、大学やNERVじゃこんな事教えてくれないんだし…
ようはコーヒーと同じ事なのよ。
苦いのが嫌なら………あ ま く す れ ば い い ♪)

至極正論だ。だがこの場合は果たして正論と言えるのであろうか?
だがアスカは思いついたからには試してみないと気がすまないとばかりに
トテトテとシンジを起こさない様にキッチンの冷蔵庫まで一直線。
目的のものは間違いなくあるはずだ。
今アスカの視界には冷蔵庫しか映っていない。

だから気づくことが出来なかった…
後ろを振り向けば気づくことが出来たのに…

嬉しそうに微笑みながら冷蔵庫に向かうアスカを目で追うシンジ。
つまり彼が起きていたことに…

二回戦 後編につづく

214: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:21:55 ID:???
アスカは冷蔵庫を開けると目当てのものを探す。
絶対有るという確信があった。つい一週間前に珍しくミサトが
買ってきたイチゴに、とろーんと盛大に掛け3人でおいしく頂いたのだから。
冷蔵庫を一見し目的の物を発見する。

「あった、あった。これよこれ。甘くておいしいのよね」

と手にしたものは[練乳]。別の言い方をすると[コンデンスミルク]。
チューブ型のそれには20g増量中の文字。
今アスカが凝っているもので、台所を生業としているシンジの目を何度も盗み
チューブに口をつけ、ちゅうぅぅと吸うのがお気に入り。
何度かシンジに見つかりお叱りを受けるが『いいじゃん別に、甘いんだから』と
理由にもならない理由でシンジの文句を切り捨てたことがある。
勿論シンジもそれだけでは引き下がらず一言『太るよ(ぼそっ)』と呟き
アスカにボコボコにされてしまうのだが、それはまた別のお話。

キャップを外し、ちゅうぅぅと一吸いして口の中でまったりとした甘さを堪能するアスカ。

「う~ん、やっぱり甘くておいしいわ。あんまり吸いすぎると胸焼けしちゃうのが難点だけど
そう言う訳で一日3回が限度なのよねぇ。今1回吸っちゃったから後2回か…
おっと、こんな事してる場合じゃないわ、シンジが待ってるのに。」

キャップを閉めチューブを右手に握り締め冷蔵庫を静かに閉めると、アスカは再びリビングへ向かった。

215: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:22:27 ID:???
リビングに戻ったアスカはシンジの格好を見て違和感を感じる。

(あれっ?脚が閉じてる?それに両手で'シンジ'隠しちゃってるし。
寒かったのかな?冷房は効きすぎてないはずなんだけど…
瞼も微妙に動いてるし、顔だって恥ずかしそうにして真っ赤で、ってそれはさっきまでと一緒か。
ん?ハズカシソウ?さっきまでは気持ち良かったから紅潮してたのよね?
……あっ!!コイツもしかしてぇ!?)

こんな時ばかり頭の回転が速い。
どうやら何かに気づいたアスカは前4回までとは比べ物にならない邪悪(?)な笑いをする。
ここ2年間のアスカからは想像も出来ない不敵で大胆な笑み。
使徒戦中にはよくしていたあの顔。
第六使徒戦前に見せた『ちゃーんす』の時とそっくりな、いやそれ以上の。
こんな顔を外でしたらアスカに声を掛ける男は絶対にいないだろう。

(ふっふーん。無敵のシンジ様は狸寝入りがお好きなようですわねぇ。
そっちがそういう態度取るんなら、こっちも力ずくでアンタを愛してやるわっ!!)

言っていることがなんだか支離滅裂だが、これがアスカの愛の形と納得していただきたい。
多少常人に比べると歪んでいるかもしれないが…

にやにやしながらアスカはシンジに近づき先程と同じ体勢にしようと脚を開こうとするが
シンジの脚に若干力が入っているようでうまく広げられない。
そこでアスカは「人が下手に出てりゃつけ上がりやがってぇ」ばりに力ずくでシンジの脚を広げる。
なんだかアスカがヤクザみたいだ。

216: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:22:58 ID:???
あっ、と小さく驚きの声をシンジは上げるが、アスカの「動くと危ない」と言う
ドスの聞いた声を聞き、ビクッとアスカの手に成すがままにされる。
'シンジ'を隠している手を退けるときも、アスカは同じ事を言いシンジを大人しくさせる。
見ようによっては立派な強姦になる。

アスカの言葉は勿論嘘。危ない事なんて何一つ無い。
むしろ動かなければシンジはどんどん危ない状況に陥るのだが、
目を閉じているシンジはそれに気が付かない。

(な、何が危ないんだ?訳わかんないよアスカ。
目開けようかな?でも本当に危ない状態だったらなんだか怖いし……ひゃぁ)

アスカが少し萎えてしまった'シンジ'を暖かく握り皮を上下にゆっくりと擦る。
目を閉じているシンジには『危ない』と言われたのにどうして気持ち良くなっているのかが判らない。
いや、本心は判っている。アスカと恋人の関係になる前に、よく1人でアスカをオカズにして
自分の分身を慰めていた時と同じ感触、快感はそれ以上。
それはある時は自室で、ある時はトイレで、またまたある時は病室で。(病室は一回きりだが…)

(ちょっと嫌な事思い出しちゃったな。あの時は本当に最低だっ…うぁぁ)

少し嫌な過去を思い出すシンジだったが突然の冷たく、とろーんとした物が敏感に反り立った'シンジ'に垂れ掛かり
あっという間に思考が現実に引き返される。

(だ、ダメだ、限界だ。アスカが何してるのか全然わからないけど目を開けて今の状況を把握しなきゃ。
ずっと起きるタイミングを狙ってきたんだ。間の取り方が下手だったから起きれなかったけど、
今起き上がるチャンスを逃したらもう二度と来ない、そんな気がする。だったら…)

どうやら起きる決心をしたようだ。目を開けた直後恐ろしくも甘美な世界が瞳を映す事も知らずに…

217: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:23:31 ID:???
恐る恐る目を開け、両手で床を突っ張り上半身を支え起き上がるシンジ。
'シンジ'が瞳に映った瞬間に目が見開かれる。
そして固まる。
映った視界には見事なまでにドクドクと脈打ち硬く反り立つ'シンジ'。
さらに剥けた先端には白い液体がとろーんと垂れている。

(そ、そんな、僕今日はさっきの一回だけしかイッてないんだぞ。
なんでアレがでてるんだ!?おかしいよっ!?こんなのおかしいよっ!!?)

もう何がなんだか判らない。パニックになった頭で考えて、視線を'シンジ'に集中させてるから
'シンジ'の数センチ奥にいるアスカに気が付きもしない。
完全に混乱状態のまま思考が停止する。
だからアスカの「それじゃあ改めて、いただきまーす」の声を、
耳で聞いて脳で処理するのにしばらく掛かった。

アスカは嬉しそうに反り立つ'シンジ'を口で優しくとても優しく包み込む。
まるで'シンジ'と大人のキスをするかの様に。
口の中にはまったりとした甘い味。舌で味わうかのように'シンジ'の先端部を
貪欲にねっとりと舐めまくり刺激を与える。
先程のドス黒い空気は真逆のベクトルを示し今まで以上の甘い陶酔した世界を形成していた。

(んふふ。甘くて、おいしっ!さ~てと昨日の女優さんみたいにシテあげようっと)

練乳の甘さを口一杯堪能したアスカは本格的にフェラチオの動作を始める。
咥えた経験など未だかつて一度も無いアスカは昨日見たビデオの知識しかない。
ビデオの中で女優さんは手を使わずに口だけで男優さんのモノを扱いていたので、
当然アスカもそれに習う。

218: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:24:03 ID:???
んじゅ、じゅぽじゅぽ、アスカが'シンジ'を咥え上下に擦る度に部屋の中に、
唾液が卑猥な音を奏でる。
その音がアスカをより艶やかな行動に促させ、その音がシンジを現実に引き戻す。

(はっ、僕は一体いままで何を。それにさっきの声は…うっ、あぁっ、くっ)

再び活動を再開した脳が快楽の信号を連続的に受信する。
それと同時に視界が広がり現状の甘い世界がシンジの瞳一杯に映る。

「うぁっ、ア、アスカ何すっ!!やめ…や…ぁぅっ」
「ふぁっ、ほはひょ。ひーひ。ふふっ」(あっ、おはよっ。しんじ。ふふっ)

取り敢えず止めさせようとでも思ったのか、シンジは否定の言葉を吐くが、
アスカはまったく取り合わず笑顔で咥えたまま軽く視線を上げ朝の挨拶を口にする。

はっきり言ってそんな顔で咥えられながら見つめられたらシンジにとってはたまらない。
しかもそれを実行しているのは自分の大好きなアスカ。
シンジはその行為とその笑顔のギャップで軽くイキそうになるものの、
なけなしのプライドと根性でそれを耐える。

「あ、あの、アスカさん…?ぅふっ、あぁ」
「ひひふぁいふぉふぉは、はふはふはふへほ」(聞きたい事はたくさん有るけど)
「はぁっ、んっ…あ、有るけど、なに?…ふぅん」
「ひはは、ひーはひはひひへはへふゅはふぁ、ひほひひょふゅはーへへ」(今は、いっぱい愛してあげるから、気持ち良くなってね)
「えっ?んぁ、あっ、う、うん。判った。あぁっ」

常時とは比べ物にならない速さで状況を整理したシンジは、
甘い快感に身を委ねる事にした。

219: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:24:36 ID:???
(やっぱ、甘いのが口から無くなるとちょっと苦いわね。でもなぁ…)

先程の[練乳]の味が口の中から少しずつ消え、今口の中にあるのは'シンジ'の味。
『まあ、それもそれで別にいっか』と。
ふと何気なくアスカは視線を上に上げる。丁度シンジもアスカの行動を目に焼き付けており
シンジの瞳の中にはアスカが、アスカの瞳の中にはシンジが
といった具合に2人の視線が完全に重なる。

「あっ!」「ふぁっ」

2人同時に驚きの声を上げ目を逸らす。シンジが真っ赤な顔で目を逸らしたから、
アスカの顔には今まで感じなかった羞恥で真っ赤に染まる。
アスカの視線は'シンジ'に、シンジの視線は天井に向けられる。

(やだぁ、シンジが見てる!見られちゃってる!急に恥ずかしくなってきちゃった…
どぉしよぉ!?エッチな女の子って思われたかな??)

先程までの行動が一気に現実味をおび羞恥心で一杯になり止めようか悩むが、

「あっ、アスカ、その、気にしなくていいから続けてよ」

そっぽを向きつつも『気持ちいいから』と小さく付け加えたシンジの声にアスカは敏感に反応し
じゅる、じゅぼっと再び'シンジ'を愛撫し始める。
次第にアスカの羞恥心は紫煙の様に掻き消えていった。

220: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:25:07 ID:???
「んんっぱぁ、はぁはぁ、んむ。んっ、んっ」

体の中の酸素が欠乏した為、一度アスカは、ねちょっと言う音と共に
'シンジ'から口を離し酸素を取り込み再び上下運動を繰り返す。

「うっ、はぁっ、んっ、うくぅ。ア、アスカ手、手も、つ、使って」
「ふぇ?」(手?)

首から上をまるで別の生き物のように大胆に動かしながらアスカは
シンジの言葉を処理し吟味する。

(手を使う?ど、どこに?アタシの手で何をすればいいの?触ればいいの?気持ちよくなれそうな所に)

思いつく限りシンジが気持ちよくなれそうな所、太股、脇、腹、胸等を触るが
シンジの「あの、そ、そうじゃなくて…」との返答に段々と苛立ちが募る。

(もうっ!初心者なんだからちゃんと言ってくれなきゃ判らないわよっ。
ったく…ん?そういえばココは触ってなかたわねぇ。えいっ)

狙いをつけた場所は'シンジ'の袋の部分。睾丸を左手に包みながらアスカは優しくモミモミする。

(やらぁ。なにこれぇ、フニフニしててすごく良い触り心地。
や~らか~い。頭の中がフヤフヤになっちゃうよぉ。
中に丸っこいのが入ってるけどそれがまたポイントね。あーん。手が止めらんないよぉ)
「ひぁっ、アスカッ!そこじゃなく…てぇ、あっ、でも、そこはそこで触って…て、んはぁ」
(えぇぇ、ココでもないのぉ。なんでよっ。こんなにもアタシは触り心地を堪能してるのに
アンタはこれじゃ満足しないってぇの!?はぁ…それにしてもコレ気持ちいいなぁ)

221: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:25:39 ID:???
この場所でもなかった。ピストン運動を止めアスカはギブアップとばかりに視線を絡ませ正解をシンジに問う。
ただし左手の動きは止めようともしなかったが。

「ふぇ、ほほははへはひーほ?」(ねぇ、どこ触ればいいの?)
「え、えーと、あの、アスカがその、口でシテる所を、口と手で一緒に擦ってって…
ゴ、ゴメン!今のやっぱ無し…って、ふぁぁ、うっ、あぁ」

なんだ、そういう事だったのか。とアスカは再び'シンジ'を愛撫する。今度は右手と口を使って。

唇を先端部に引く度に、右手を柔らかく根元に下ろす。
その度にじゅるるる、と唾液が音を紡ぐ。
口の中に'シンジ'を潜らせる度に、擦りあげる右手と唇が軽いキスを交わす。
その度にじゅぽ、と唾液が音を紡ぐ。
そんな単純な動作を繰り返すうちにアスカの唇、右手、そして'シンジ'は唾液でベトベトに濡れ
葛城家で今最も熱い場所は太陽の日差しを反射し光り輝いていた。


「はぁはぁ、うっ、ア、アスカァ。す、すごくキモチイイから、
こ、今度はべ、ベロも使ってよぉ」
(し、舌ぁ?もうっアタシ初心者なんだからねっ、そんないっぺんに色んな事出来るわけないでしょっ!?
…なんて考えながらもシンジの要望に応えてあげたいって思ってるアタシもアタシだけど…)

シンジの2度目の要望にアスカはコクンと頷き'シンジ'の裏筋に舌を絡める。
途端にシンジの喘ぎ声が、うはぁっと大きくアスカの耳に響く。
それに気を良くしたアスカは右手で'シンジ'を擦りつつ、ちゅぽんと唇を離す。
裏筋を唇で吸い付きながら這わし、舌先でチロチロと快楽の刺激を与えていく。
予想以上にツボに入ったのかシンジの喘ぎ声がより一層激しくなる。

222: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA ときに2015/04/01(金) 01:26:13 ID:???
右手の動きがリズム良く先程よりもスピードを上げて'シンジ'を刺激する。
ヌルヌルとした唾液と'シンジ'の出す透明な汁が絡み合って、右手の動きを助ける役割を果たす。
アスカの口は'シンジ'を深く深く咥え込みじゅる、じゅるると音を立てながらゆっくりと吐き出す。
舌先は先端の穴を刺激し滲み出てくる汁を味わいながらも、それを'シンジ'全体に絡めるように広げる。
左手は既にアスカの支配下を逃れ、個々の意思を持つ生き物のように動き優しく袋を揉みしだく。

ふとシンジの手がアスカの頭に乗せられる。
その際アスカは昨日のビデオのように、男のタイミングでピストン運動を行わされてしまうのか?と
少しばかりの恐怖感が湧き出るが、次の瞬間それが思い違いだったことを認めさせられる。

シンジの手はアスカを優しく撫でていた。
太陽の光を煌びやかに反射し輝く柔らかく美しい栗色の髪を、何度も何度も優しく暖かい手で撫でていた。
少しだけ、ほんの少しだけアスカの動きが完全に止まり触感の全てがシンジの手に向けられる。
目を閉じたまま、その温もりを少しも逃さないようにアスカはシンジの手に身を委ねる。

(暖かい。シンジの手はすごく優しくて暖かい。こうされてるだけでとても心地いい。
満たされていく感じがする。愛されてるって感じがする。
なんだか甘えたくなってきちゃった。とっても気持ちいいよ。
シンジ、好き。大好き!
だから今はいっぱいアタシで気持ちよくなってねっ。)

今日何度目かの決意。与えてもらうだけの存在は嫌とばかりに
アスカの口も舌も右手も左手も活動を再開した。
目指すものは唯一つ、最初の目的を思い出したアスカはさらに『攻め』て行った。

223: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA ときに2015/04/01(金) 01:26:46 ID:???
「あぁっ、あすかぁ。き、気持ちいいよ、イイよぉ、あふぅっ、んっ、」

その言葉にアスカは言葉では応えず、動作と表情で応える。
艶やかな顔が嬉しそうに微笑み、動作はより一層激しいものとなり刺激を与え続ける。
絶頂に近づくシンジは既にアスカの頭を撫でることを止めていた。
ペタンと床に手を置き来るべき快楽に半ば飲み込まれそうに喘いでいる。

じゅぼ、じゅぷ、じゅぽ、じゅぶと何度も唇と右手を擦らせ、
コネコネと左手は袋を包み込む。

もうシンジは耐えられなかった。この甘い刺激に身を任せて楽になりたかった。
その反面我慢していればこの甘い刺激がずっと続いていく。
そんな素晴らしい事をここで終わりにはしたくなかった。

(もうちょっと、もうちょっとだけ我慢我慢。…でも、もう結構ヤバイ、うくぅっ)

必死に耐える形相のシンジを視界の隅に映したアスカは
早く昇りつめて行ってほしいと右手を離し口を'シンジ'の根元まで飲み込む。
ずりゅるるると厭らしく卑猥な音を奏でながら。

「はぁっ、あすか、あ、あったかい。あすかの口の中すごく暖かいよ。き、気持ちいいよあすかぁ」

シンジの口元につぅーと涎が垂れる。
口は開きっぱなしで酸欠状態にある体に少しでも酸素を取り込もうと喘ぎながらも呼吸を繰り返す。
表情は先程までと違い目を少し潤ませ頬を紅潮させ完全に快楽に陶酔していた。

224: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:27:19 ID:???
(シンジの声、かわいい。すっごく愛しい
もうすぐキちゃうんだよね。イッちゃうんだよね!)

ずりゅずりゅじゅぽ、と口の中目一杯に飲み込んだものを少しずつ
外気に晒すように吐き出す。

「あんっ、あすかぁ、ヌルヌルしててとっても、あぁっ、とっても…
もう僕、もう、もう、あぁ」

シンジは己の限界を感じていた。
我慢なんて出来ない。したくも無いほどに。この快楽の中で果てることが出来たら
どんなに気持ちいいのだろう。
意識だけはトばない様に甘い甘い快感に身を任せ絶頂に昇りつめようとしていた。

(いいよ。我慢しないでっ。いっぱい、いっぱい出して。全部、シンジの全部を
アタシが口の中に、何もかも受け止めてあげるから。だから、だからぁ…)

右手で'シンジ'を掴み激しく擦る、連動したように唇もずじゅる、じゅるじゅぽ、と
厭らしい音を立て何度も愛撫を繰り返す。
袋の中に溜まっている精液を揉みしだくように左手を捏ね繰り回す。

「あすかぁ、く、口離してっ。僕もう、ほんとにもう、デる、デちゃうよぉ!」
('シンジ'がどんどん口の中で大きくなってる。早く!いっぱい出して、シンジのいっぱい出してぇぇ!)

シンジは絶頂へと昇りつめ、快楽の産物を吐き出そうと腰をぎこちなく動かす。
アスカにもそれは伝わったようでシンジの精液を口腔で受け止める準備をする。

(もうクる!いくわよっアスカ!!)

225: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:27:51 ID:???
アスカの口の中で'シンジ'がさらに一回り大きく膨らみ絶頂に達する。

「あすかぁ、あしゅかぁ、もう、ダ、ダメだっ!イクッ!あうっ、あっ、あっ」
「んーーーーーー!んーーんぐっ!」

どくん、どくん、びゅるると本日2度目の射精をシンジはアスカの口腔にぶちまける。
射精のたびにびくん、びくんと跳ね上がる'シンジ'を決して離さないように
口元をきつくすぼめて、一滴も逃さないように咥え続ける。

やがて少しずつ落ち着きをみせ元のサイズに戻ろうとする'シンジ'を
ゆっくりと優しく中にあるものをすべて搾り取ろうとするように
2度、3度'シンジ'を擦り吸い上げアスカはようやく口を離す。

口の中いっぱいに広がる生臭い男の性の匂い。
1回戦時より多少慣れたであろう、アスカは口の中に広がる
練乳と同じ色で同じような触感をするシンジの精液を吟味しようと試みるが、
甘い世界から無事帰還したシンジがアスカに対して口を開く。

「はぁはぁ、あ、あの、アスカ。その、へ、平気だった。ゴ、ゴメンね。
そのく、口にダシちゃって。すぐティッシュ持ってくるから」

と、近くに置いてあるソフトな肌触りで柔らかいのが評判なティッシュを箱ごと持ってくるが
肝心のアスカは「そんなものいらない」とばかりに右手を前に出しシンジの気遣いを拒否する。

226: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:28:23 ID:???
「えっ?あのアスカ、つ、使わないの?」

その問いに当たり前のように小さく頷くアスカ。
顔を動かすと口の中のものが零れてしまいそうでもったいない。
呆然とシンジはティッシュの箱を持ったまま、ただアスカの行動を見守るしかなかった。
アスカは口の中に滞在しているシンジの精液を味わい始めていた。
精液を舌でコロコロと転がし堪能する。それはまるで極上のワインを楽しむかのように。

(んー、やっぱり苦いわ(ゴクッ)ねぇ、ちょーっと塊みたい(コクッ)なのがあるし、
美味しいわけ(ングッ)じゃないんだけど、この苦いのが(コクン)なんかイイのよねぇ、ちょっと癖になりそうで(ゴク)…
まさに『かっぱえびせん』状態ってやつね(ゴクンッ))

最後に残った塊をゴクンッと喉を鳴らし口の中にあるものを全て胃に流し込む。
シンジはその甘美で恍惚な光景をただ見惚れていたが、反射的にアスカに言葉を掛ける。

「ア、アスカ、も、もしかして、その僕のを、その、もしかして…」
「うんっ。ノンじゃった。へへっ」

さも当たり前のように笑顔で返すアスカを見て、
シンジは体の奥から湧き出る感情を抑えることが出来なかった。
好きという感情、愛しいと思う思慕、離したくないと言う独占欲、
それらの想いがシンジを発作的にアスカに向かわせた。

「アスカァ~!」
「きゃっ、ちょっとどうしたのよ?シンジッ!?…あふぅ、んぐっ」

227: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA ときに2015/04/01(金) 01:28:55 ID:???
強く強く抱きしめる。決して離さないように。
優しく優しく抱きしめる。決して壊さないように。
そして情熱的なキス。熱くとろけそうなキスを交わす。
舌を絡ませ、互いの唾液を飲み干すように。
呼吸をするのももどかしいほどに、相手の鼻息すらも心地よくて、
相手の唇を貪る様に、自分の唇を相手に味わってもらうように。

不意にアスカが唇を離し、申し訳なさそうに俯く。
それは寝ているシンジに色々と狼藉をしてしまった事を反省しているような、
それとは別の事を反省しているようなそんな感じ。
落ち込んでいるように見えるアスカにシンジはアスカの頭を撫で優しく問いかける。

「どうしたのアスカ?」
「ごめんね、シンジ、アタシの口、今汚いのにキスなんてしちゃって…」
「ちょっ、汚いなんてそんな事全然ないよ!アスカはいつも綺麗なんだっ!
汚い所なんか少しもあるわけないじゃないかっ!?」
「ほんと?ほんとにほんと?」
「本当だって!もしアスカがそんな風になっちゃっても
僕のアスカを好きって言う気持ちは絶対に変わらないよっ!」
「うん、嬉しい、好き!大好きよ!バカシンジッ!絶対離れないもん!」
「ありがとうアスカ。僕も絶対に離さない!離したくない!好きなんだっ!
君の事が…アスカの事が本当に大好きなんだ!」

互いの気持ちを再確認した2人は先程よりも密着し『ぎゅぅっ』と抱きしめ
口付けを再開する。

228: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:29:27 ID:???
暫く時は過ぎて…とは言っても10分ぐらい。
さっきまでの蕩けそうな空気とはまた違って、今はまったりとしたほのかに甘いこの空間。
リビングのカーペットに2人並んでくっついてちょこんと座ってぎゅっと抱擁。
そんな体勢でふとアスカが疑問に思っていることを口にする。

「でさぁ、アンタいつから起きてたわけぇ?」
「えっ?えぇーと、言わなきゃダメ?」
「ダメに決まってんでしょっ!ほら、ちゃっちゃと言いなさいっ!
アンタに黙秘権はないのよ!」

額と額がこつんと当たって、それでも執拗に迫るアスカに、やれやれとばかりにシンジは詳細を口にする。
当然その詳細を知らされたアスカの目はつりあがり、盛大に文句を言い始める。

「わ、わかったよ。じ、実はその初めにその、イッちゃった時なんだけど…」
「なっ!ぬわんですってぇぇぇ!!
それじゃあ、アンタほとんど最初っから起きてたって事じゃない!
どうしてさっさと起きなかったのよぉっ!」
「唾、跳んでるよ。顔が汁まみれになっちゃったよぉアスカ」
「うっさい。それを言うならアタシは口の中が汁まみれよ!さっさと理由を言えー!」
「いや、あのなんかタイミング逃しちゃって…それにアスカがすごい事始めるから
今起きない方がいいかなぁなんて思っちゃって。あははっ」
「あははっ、じゃなーい!!それじゃあアンタはあんな事してるアタシを
にやにやしながら見て快楽を堪能してたのねぇ!?」
「い、いや堪能って、まあ確かに堪能してたけどさあ…」
「ったく、アタシにあんなエッチな事させといて…ぶつぶつ…」
「エッチな事を始めたのはアスカじゃないか…」

とシンジの文句を尻目に無茶苦茶な事を言うアスカだったが、
今日はいつもより頭の回転がすこぶる速いらしくシンジをからかう様に口を動かす。

229: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA ときに2015/04/01(金) 01:29:59 ID:???
「…んっ?ははーん。って事はぁ、アンタ『攻め』より『受け』の方が好きってことなのねぇ。
だってズボン脱がす時もあんな素直に脱がされてたもん。あの時のシンジ可愛かったなぁ」
「ちょっ、なんだよその無理な解釈の仕方は!あの時はあんまりにもアスカが可哀相に見えたから、
手を貸して、いや、腰を上げただけだよ。あんな事になるなんて思わなかったし(ちょっと期待してたけど…)
それに大体アスカだってどこであんな事覚えてきたのさっ!」

攻撃ばっかりしてると今度は自分のボロが出る。
アスカの攻撃が今度はシンジの反撃に変わった。

「えっ?あっ、えぇとその、だ、誰にも言っちゃダメよ!あのね…ゴニョゴニョ」
「えぇっっ~~!!昨日洞木さん家でエッチビデオ見て覚えたぁっ!!??」
「なっ!大きい声でそんな恥ずかしいこと言わないでよっ!!」

ボカッ!と『ぐーぱんち』がシンジの頭とごっつんこ。

「痛いよ、アスカ。本気で叩かないでよ。」
「アンタが悪いんでしょーが!」
「でも良かった。アスカが浮気してるかと思ったもん」
「なによそれぇ?アタシがなんでアンタ以外の男とエッチな事しなきゃいけないのよっ!
アンタだけなのに、アタシとこーんな事出来るのは。
ったく、こーんな美人の彼女だからヤキモチ焼くのも無理ないでしょうけど……ん?ヤキモチ?
ねぇねぇシンジ。アンタもしかしてアタシにヤキモチ焼いてるの?ねぇ、ねぇってばぁ」
「し、してるわけな、ないだろろ、ヤヤヤ、ヤキモチなんて…ぼ、僕はき、黄粉餅の方が好きなんだから」
「なにわけわかんない事言ってるのよ。ふーん、そーかそーか、無敵のシンジ様がヤキモチねぇ…えへへ」

シンジの反撃はあっという間に終わってしまったようだ。

230: ペロりん ◆DFMVpQ7zaA 皇紀2665/04/01(金) 01:30:31 ID:???
「だ、だから違うって言って…んっ」

舌戦すら開始させずアスカはシンジの唇を奪う。
唇と唇が啄むだけのあっさりとしたキスだったが恋人の2人は今はそれで満足する。
唇を離しアスカはシンジに体を預けるかのごとく寄りかかり力一杯ぎゅうぅぅっと抱きしめた。

「ど、どうしたのアスカ?」
「なんか嬉しくってさ。シンジがアタシにヤキモチ焼いてくれる所が」
「えっ、そうなの?男のヤキモチってみっともないものだって思ってたけど…」
「そりゃぁ、毎回ヤキモチ焼かれたら嫌だけど、たまにはさっ、いいじゃない。
シンジがアタシにヤキモチするの、アタシ嫌じゃないわよ」

ちゅっと軽くキスを交わす。
シンジの事が今日一日でもっともっと好きになったアスカはシンジに微笑み、
「一緒にシャワー浴びよっ?」と囁き立ち上がるが、
シンジの手がアスカの腕を引っ張りシンジの元へと引き寄せられる。

「きゃぁ!!何よバカシンジ!!これからシャワー浴びに…んっ、ふぅっ」

ちゅぱっと唇を離しシンジはアスカの耳元で囁く。

「シャワーはさ、終わった後でいいじゃないか。もちろん2人で。ねっ」
「ねっ。じゃなーい。それになによ終わった後って?…」
「そんなの決まってるじゃないか。僕ばっかり気持ち良くなってアスカに申し訳ないよ。
だからさ、今度は僕がアスカを気持ち良くするからさ。始めようよ 最 終 戦 」


二回戦終了→そして最終戦へ

250: 碇シンジの髭を剃ろう ◆N3KfCzebuQ 2005/04/04(月) 05:48:33 ID:???
惣流=アスカ=ラングレーはベッドの中で夢から覚めた。
閉めたカーテンの隙間から朝日が射し込み、
窓の外からは小鳥の鳴き声が聴こえてくるような気がした。
アスカの手にはぬくもり。
自分の体温で温まったシーツのあたたかみではない。
はっきりとわかる人の肌の感触。
アスカは瞼を上げ、その蒼い瞳をゆっくりと外界に晒した。
ぼんやりする視界の中で目の前の馴染みのある顔を確認する。
シンジの顔。目を瞑り、まだ夢の世界にいると思われる。
定期的に寝息を吐き続けることがそれを証明する。
アスカはその寝ているシンジの胸に手を当てたまま寝ていたらしい。
シンジは上半身裸だ。もちろん下半身も。
アスカは少しだけ顔をもたげ、ベッドの横に投げ出されている、
衣服を見つめる。シンジの、そして、アスカの寝巻きがそこにはある。
そして、すぐ横には二人の下着も。
あれから随分年月が経ったと、アスカは思う。
もし、13歳の自分がこの未来を知ったらどうなったか、
想像すると笑ってしまう。
アスカはシンジの体温を感じながらクスッと笑みを零す。
何も着けていない肌で更に身を寄せ、シンジに密着させる。
布団の中とはいえ、裸では寒い。
でも、ベッドから降りて、着替える気はない。
性交の次の日は必ずアスカが先に起きる。
その時だけ見れるシンジの寝顔。
リアルに触れられるシンジの肌。
もう少し、この温もりを感じていたいと思う。
アスカは耳をシンジの胸に付け心臓の音を聞く。
寝息と同じくトクトクと定期的なリズムで響いている。
アスカは耳を放す。
そして、手の平を胸からゆっくりと上に昇らせていき、
首筋からシンジの顎へと到着させる。

251: 碇シンジの髭を剃ろう ◆N3KfCzebuQ 2005/04/04(月) 05:49:38 ID:???
ジョリッとした感触が手に感じた。
流石に二十歳を過ぎると朝は髭がのびる。
しかし、シンジの現在の髭は申し訳程度に生えるもので、
そんなに嫌いではない。
むしろ、シンジに男を感じる部分なのだから好きなのかもしれない。
アスカは昨夜のことを思い出す。
夜だけは逆転する力関係。シンジが男らしくなる場面。
アスカは髭を触る。
それでも、親の碇ゲンドウのことを考えると、
将来はやはりあれぐらい濃くなってしまうだろうかと危ぶんでしまう。
アスカは考えながらもう一度、顎を触る。

「うぅ~ん…」

シンジは眉をしかめ、呻く。
そして、ゆっくりと瞳を開けると、目の前のアスカを見る。
この場合、アスカの方が「ごめん、起こしちゃった」と謝るのが正しいが、
この二人は違っていた。

「ごめん、起こしちゃった?」

シンジはアスカに向かって言った。

「別に構わないわよ…」

アスカは当然のように応える。
シンジはベッドのシーツに手をつき立ち上がろうとする。

「ストップ!」

が、アスカの声がそれを制す。

252: 碇シンジの髭を剃ろう ◆N3KfCzebuQ 2005/04/04(月) 05:50:19 ID:???

「な、何?」

シンジが訊くと、アスカは顎に触れていた手を動かす。
ジョリジョリと音がした。

「髭、のびてるわね…」
「朝だからね…」

シンジはアスカの触れていない所の顎の部分を触り、髭を鳴らす。
少しの間そうしているとアスカは自分の手をシンジの手の甲に重ねた。

「アタシが剃ってあげようか?」
「え!?」

シンジは目を見開き驚いた。

253: 碇シンジの髭を剃ろう ◆N3KfCzebuQ 2005/04/04(月) 05:51:03 ID:???
つい好奇心というか出来心で言ってしまった言葉。
恥ずかしくても、それを訂正しないのはアスカの性格。
アスカはシンジの手を掴むと一緒に浴室へと向かって行った。
また脱ぐのが面倒くさいので裸で廊下を歩いた。
浴室に入る前に洗面所から髭剃りとシェービングジェルを忘れない。
アスカはシンジにそれを持たせて浴室へ入っていき、
シンジは前を隠しながらそれに続いた。
いつの間にかアスカはバスタオルを肌に巻き、身体を隠している。
シンジは「アスカだけズルイ」と抗議したが、受け入れてもらえなかった。
昨日は苛めすぎたかもしれないとシンジは少し後悔した。
シンジを浴室の椅子に座らせ、アスカは正面に座る。
ジェルを手の平に出すとアスカはシンジの顎にそれを塗った。
他人に初めて、しかもアスカにされるそれは
シンジの心を容易に昂ぶらせる程の快感だった。
ぬるぬるとした感触が顎に密着する。
アスカの細い指がそれを一層、刺激してシンジを興奮させた。
シンジは前を隠す。
アスカはそれに気付かない様子で髭剃りを手に持った。

「いい? いくわよ」

シンジは観念したように頷くとアスカに自分の髭を委ねる。
アスカは恐る恐る髭剃りを近づけさせる。

「痛かったら言ってよ」

この場合痛いと感じたらすでに手遅れだと思ったが、
シンジは何も言わない。
明るい場所で見るアスカの少し怖がっている顔を見るのは久しぶりだからだ。
多少の痛みはその代償として我慢しよう、シンジはそう考えた。

254: 碇シンジの髭を剃ろう ◆N3KfCzebuQ 2005/04/04(月) 05:52:15 ID:???
刃がシンジの顎に触れる。
痛いような痒いような、そんな感じがした。
最初はおっかなびっくりやっていたアスカもすぐに慣れて、
器用に刃を動かす。
もうすぐ、終わりかけた時、シンジの顎に痛みが走った。
しかし、アスカは気付かない。
アスカは最後まで、終わり、シャワーから軽く湯を出し、
シンジの顔へ優しくかけた。

「どう初めてにしては中々でしょ?」
「う、うん」

湯が傷む箇所に当たり、軽く痛んだ。
シンジはその部分を手で押さえる。

「どうしたのよ、シンジ?
 そんなことしたら出来映えがわからないじゃない」

アスカはシンジの手をどかす。
アスカは驚く。ひゅっと息を呑む。
シンジはその驚いたアスカの表情を見て、
今まで触っていた手の平を見た。
赤い。思っていた通り、血が出ていた。
シンジは鏡を見る。

255: 碇シンジの髭を剃ろう ◆N3KfCzebuQ 2005/04/04(月) 05:52:47 ID:???
血の量の割には結構浅い。
『大丈夫、あまり深くないみたいだよ』
シンジがそう言おうと鏡の方向からアスカの方を振り向いた瞬間、
アスカはシンジに抱き着いてきた。

「わわ、ちょっと、何、アスカ?」
「だ、大丈夫、し、シンジ! ど、どうしよう?」
「平気、平気だからアスカ! 離れて!」

アスカは自分で傷つけた罪悪感か、
それとも、他人の血を見た恐怖からか、
シンジの声が聞こえないようで、パニックを起こしていた。
アスカの柔らかい乳房が否応無く押し付けられる。
指がシンジの傷の周りを動くと、
アスカは傷に唇を近づけ、血を吸いだした。
シンジの身体に快感の波が打ち寄せる。
大きくなりかけていたシンジの性器はすぐに大きくなった。

「な、何やってんだよ、アスカ!」
「だって、血が…血が、止まらないんだもん」
「だから、平気だってばぁあぁぁぁぁぁ…」

アスカの唇を顎で感じながら、シンジの男が目を覚ます。
どうやら昨夜の続きは浴室で行われるようだ。

「きゃぁ!!何よバカシンジ!!やめ…や…あんっ」


おわり





元スレ:https://comic5.5ch.net/test/read.cgi/eva/1111039068/