1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:31:41.67 ID:HSCbeMT70
シンジ「そう?」

アスカ「なんだか妙に安心するって言うか」ギュッ

シンジ「…」

アスカ「あんまり触ったことないけど、人肌ってこんな感じなのね」ギュッ ギュッ

シンジ「あ、アスカ?///」

アスカ「なるほどなるほど…」ニギュッ ニギュッ


アスカ「えへぇ///」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:33:27.33 ID:HSCbeMT70
アスカ「えへへ…えへ///」ニギニギ

シンジ「ち、ちょっとアスカ」

アスカ (うわぁシンジの手だぁ/// うわあ凄いこれが夢にまで見た…)

シンジ「アスカ!」

アスカ「ぇへ?」




ミサト「……」


アスカ「」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:34:26.04 ID:HSCbeMT70
アスカ「…………み」









アスカ「…………脈を、測ってましてね」

ミサト「ほう?」ニヤニヤ

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:35:50.00 ID:HSCbeMT70
アスカ「ち、違うから!」

ミサト「脈を測ってたのが?」ニヤニヤ

アスカ「そ、そうじゃなくて体温が…」

ミサト「シンちゃんの体温がそんなに心地よかったの?」ニヤニヤ

アスカ「ち、違うぅ!///」

ミサト「じゃあ手ぇ離したら?」ニヤニヤ

アスカ「ひゃい!?」バッ

シンジ「あ…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:37:30.93 ID:HSCbeMT70
アスカ「な、なに残念そうにしてんのよ!?どアホ!変態バカシンジ!」

シンジ「そ、それは言い過ぎだろ!?」

アスカ「ふんっ、どうせあたしに手を握られて欲情してたんでしょ!」

シンジ「えっ… あ、えっと///」

アスカ「ひ、否定しなさいよぉ!?」


ミサト「あー壁殴りたいわー」

ペンペン「クエーッ!」ペチッ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:39:06.19 ID:HSCbeMT70
ミサト「あのね二人とも、イチャつくのは構わないけど…」

アスカ「い、イチャついてないわよ!」
シンジ「い、イチャついてませんよ!」


アスカ「はぁ!?なにそれ!アタシなんか眼中に無いってわけ!?」

シンジ「ぇえ!?何でそうなるのさ!」





ミサト「………黙らないと泣かす」ボソッ

アスカ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガタガタガタ
シンジ「関節だけは、どうか関節だけは…」ガクガクガク

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:41:59.64 ID:HSCbeMT70
ミサト「……イチャつくのは良いけど、節度ある関係を保ちなさい」

アスカ「だからイチャついt」

ミサト「私は!…あなたたちの保護者として、その手の『問題』が起きないよう管理するのも仕事なの」

ミサト「変なストレスでシンクロ率が下がって、エヴァを操縦できなくなったら目も当てられないでしょ?」

ミサト「あなた達が一緒に暮らすってことはそういうこと。出来れば、清く!正しく!」

ミサト「おーばー?」

アスカ「……」フンッ
シンジ「……」コクッ

ミサト「ん、よろしい」

ペンペン「クエッ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:45:25.91 ID:HSCbeMT70
翌日

アスカ「……」ジーッ


シンジ (すごい手に視線を感じる…)

トウジ「どしたセンセ?」

ケンスケ「えらく手を気にしてるけど、前の戦いで怪我でもしたのかい?」

シンジ「あっ…な、なんでもないよ」

シンジ (うわぁ…昨日のアスカの手の感触、思い出しちゃったよ…)

シンジ (エヴァの操縦桿を握って少し固くなってるけど、女の子らしく華奢で… 柔らかい手…)

シンジ (ああこれは、色々まずい…)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:48:04.58 ID:HSCbeMT70
アスカ (シンジの手…)

アスカ (線が細いけど、男らしさもある、少しだけ逞しい手)

ヒカリ「アスカ?」

アスカ (あの箸を持つ手… さながら西洋彫刻を思わせる美しさか)

ヒカリ「アスカ~?」ヒラヒラ

アスカ(なんだか見てるとポカポカしてくる…)

アスカ (触りたいなぁ。昨日みたいにあったかいんだろうなぁ) ジュルッ

ヒカリ「駄目だこりゃ。綾波さん、アスカの卵焼きいる?」ヒョイッ

レイ「ありがとう」パクッ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:50:05.43 ID:HSCbeMT70
放課後

アスカ「バカシンジ~」

シンジ「な、なにアスカ」ドキッ

アスカ「? なんか反応が変じゃなかった?」

シンジ「そ、そんなことないよ!?」

シンジ (うわぁ、また手の感触の記憶が…)

アスカ「まあいっか。じゃあ帰りましょ?」

シンジ「え、でも僕トウジやケンスケと帰…

アスカ「今日ヒカリが居残りで一緒に帰れないのよ。それとも女の子を一人で帰らす気?」

シンジ「うっ…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:52:04.84 ID:HSCbeMT70
シンジ (結局押しきられちゃったよ)ツカツカ

アスカ「で、ヒカリがさぁ…」ツカツカ

シンジ (アスカの、手)

シンジ (………)

シンジ (だ、駄目だ駄目だっ!)

シンジ (ミサトさんと約束したじゃないか! 清く正しく、清く正しく…)

アスカ「ちょっとぉバカシンジ、聞いてんの?」

シンジ「あっ!う、うん聞いてるよ。アスカの手が…」

アスカ「…手?」

シンジ「っっ!? な、ななな何でもないよ!!」ハハハ

シンジ (ど、どうしよう。逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!)

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:54:05.32 ID:HSCbeMT70
アスカ (て、手って言った?)

アスカ (それってつまり昨日の?)

アスカ (お、思い出してきた…///)

シンジ「えっと、アスカ?」

アスカ (てことはシンジもアタシの手の感触を…!?) ハッ

アスカ (あ、アタシの手ってどうなの!? ちゃんとしてる!? 触ったシンジはどう思った!?)

アスカ (まさか悪く思われて…? ううん、あれは嫌そうな顔じゃなかった!) ピーン!

アスカ(も、ももも… もしかして!?)バクッ バクッ バクッ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:56:04.81 ID:HSCbeMT70
シンジ「……」

アスカ「……」










アスカ(あ、あわわわわわわわ////)

シンジ(あ、あわわわわわわわ////)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 14:58:05.07 ID:HSCbeMT70
アスカ「…き、今日は買い物して帰るのよね」ソワソワ

アスカ (シンジの手を握る方法。さりげなく、かつ自然にガッチリ握る方法…っ!)

シンジ「う、うん。スーパーに寄って晩御飯の材料買わないと…」ソワソワ

シンジ (アスカの手を握る方法。ミサトさんとの約束を破らずにアスカと清く正しく手を握る方法っ!)

シンジ・アスカ「「…………」」



シンジ (そうだ手を繋ごう!)ハッ
アスカ (そうよ手繋ぎだわ!)ハッ



シンジ・アスカ ((それなんて試練!?))

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:00:10.70 ID:HSCbeMT70
ネルフ


ミサト「なんかあの二人って変にプラトニックな所があるのよねぇ」

リツコ「欲求の捌け口を知らないような?」

ミサト「それくらい知ってるでしょうけど、知るとヤるとじゃ大違いだし… ほら、耳年増ってやつ?」

リツコ「年増の私達が言うと信憑性が増すわね」クスクス

ミサト「ま、まだ三十路じゃないし (震え声) 」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:02:09.25 ID:HSCbeMT70
リツコ「で? その無駄にプラトニックな二人にどんな心配が?」

ミサト「清く正しくって意味をかなり深く考えちゃわないかな~って」

リツコ「……あり得るわね」

ミサト「普通に付き合ちゃっても節度があれば充分清く正しいけど、『手も握っちゃダメだ』って感じに…」

リツコ「もしそうだとしたら、性教育の一端を施したあなたの責任は重いわよ、ミサト?」

ミサト「あっちゃぁ…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:04:03.20 ID:HSCbeMT70
ミサト「今夜もう一回話してみるわ… 保護者って難しい」ハァ

リツコ「苦労してるわね」クスッ

ミサト「でも… 普通は分かるわよね?清く正しくない境界線くらい」

リツコ「ミサトの考えてる基準は何なの?」

ミサト「へ? …そりゃあ」









ミサト「避妊はちゃんとしなさいよ。って」

リツコ「最低ね………」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:06:08.25 ID:HSCbeMT70
スーパー

アスカ「今日は鍋物なんだ」

シンジ「暑いけど季節感って大事かなって」

アスカ「そう……」

シンジ「……」ガサッ

アスカ (あ、白菜手に取った… やっぱり少しだけゴツい手)

アスカ (でも、それがいい)

シンジ「アスカ、そこの野菜取って」

アスカ「あっ… こ、これね?」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:08:10.24 ID:HSCbeMT70
シンジ (アスカの指…)

アスカ「はい」スッ

シンジ (白くてすごく綺麗だ)

シンジ (触りたいな…)

アスカ「ちょっと、野菜いらないの?」

シンジ「…っ! ご、ごめn」スッ


ピトッ


シンジ「!!」バッ

アスカ「!?」バッ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:10:06.25 ID:HSCbeMT70
シンジ (触っ…!)

アスカ (ほわぁぁ!ほわぁぁ!?)

アスカ「にゃ、にゃんで手ぇ離すのよおぉ!?///」

シンジ「ご、ごめん!///」

アスカ (んわぁぁ!シンジの手シンジの手ぇえ!!///)

シンジ 「くっ…! あれだけで僕のATフィールドがっ!?」マエカガミ



奥様A「あらあら」ドンッ! ドンッ!

奥様B「うふふふ」ドドドンドン!!

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:12:15.09 ID:HSCbeMT70
帰路

アスカ (掴むっ!ここで必ず掴む!)

シンジ (ごめんなさいミサトさん… やっぱり僕は、従えません)

アスカ (アタシは二号機パイロットにして稀代の天才、惣流・アスカ・ラングレーよ?)

シンジ (僕は…エヴァ初号機パイロット、碇シンジです!)


アスカ (シンジの手を、家に帰り着くまでに必ず握ったるっちゅうのぉぉお!!)

シンジ (アスカの手の温もりを… 返せっ!!)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:14:27.64 ID:HSCbeMT70
アスカ (重要なのは目標との距離)

アスカ (これを測り損ねると無用な接近を許し、多大な損害を被る…)

アスカ(そして目標の状況を正確に分析することも重要)ゴクッ

アスカ (横に並んだシンジとの距離はおよそ1メートル、両手は買い物袋と鞄で塞がっている)

アスカ (ここから導き出される方策は…)

アスカ (片手の荷物を排除する!)

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:16:16.01 ID:HSCbeMT70
アスカ 「ね、ねえバカシンジ?」

シンジ「なっ…なに?」

アスカ「か、買い物袋が重いでしょ? あたしが持つわよ?」

シンジ「えっ駄目だよ」

アスカ「へ?」

シンジ「女の子に重い物は持たせたくないから…」

アスカ「」ズキュゥゥウン!!

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:18:12.05 ID:HSCbeMT70
アスカ (かっ…は…)

アスカ (……あかん)

アスカ (今さらながら、買い物袋持ったらあたしの手が塞がるじゃん?とか思ったけど…)

アスカ(そんな事どうでもよくなるくらいにヤバい!)

アスカ(……なにこれ、すっごい体がポカポカするぅ!)

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:20:09.78 ID:HSCbeMT70
シンジ (買い物袋を持つだなんて。アスカの綺麗な手が痛んじゃうじゃないか)

シンジ (でも、塞がった手でどうやってアスカの手を握ればいいんだろう…)

シンジ (まずは買い物袋をどうにかしなきゃ)

シンジ (片手に移し変える? いや、それじゃ明らかに不自然だ。もっと自然に買い物袋を排除する方法)

シンジ (……少し無茶だけど、やってみる価値はあるかな)

シンジ (この一瞬に、生き残った全人類の希望全てを預けるっ!)

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:22:11.25 ID:HSCbeMT70
シンジ「あ」

アスカ「え」

ドサッ

アスカ「あんたなに買い物袋落としてんのよ!?」バッ

シンジ「ごめんよアスカ(棒)」

シンジ (計画通り!!) カッ!

シンジ (アスカは思わず袋を拾い上げようとする!)

アスカ「ほら」スッ

シンジ (そして受け取る時に、その手に触れ…)

アスカ「大丈夫だったシンジ?」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:24:10.13 ID:HSCbeMT70
シンジ「…え?」

アスカ「さっき女の子に重いものは持たせられないって言ったでしょ?」

アスカ「だから、その、無理させちゃって… 買い物袋を落としたのかなって」

シンジ「……」

アスカ「あ、あたしのせい?」ウルッ

シンジ「」ズキュゥゥウン!!

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:26:08.15 ID:HSCbeMT70
シンジ (何だよこれっ…!)

シンジ (やめろよ! これがアスカの手触りたさに買い物袋落とした代償かよっ!?)

シンジ (酷すぎるよっ!)

買い物袋『もういいのね?』

シンジ (確かにアスカのあんな顔見れたのは良かったけどさ!)

シンジ (ていうか何しれっと母さんの台詞喋ってるのさ!?)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:28:20.80 ID:HSCbeMT70
アスカ (やっぱり無理させたの…?)

アスカ (なんか歩きながら唸ってるし…)

シンジ「うぅ…ディラックの海がぁ……」ブツブツ

アスカ (シンジの手…)

アスカ (触りたい)

アスカ (でもどうやって?)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:30:04.31 ID:HSCbeMT70
アスカ「……」ツカツカ

シンジ「……」ツカツカ


アスカ「…」

アスカ「……」

アスカ「………」イラッ

アスカ「…………」イライラ

アスカ「……………」ギリギリギリ




アスカ「」プツンッ

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:32:05.84 ID:HSCbeMT70
アスカ「て」

シンジ「え?」

アスカ「……手!」

シンジ「えっ!? て、手?」

アスカ「そう!あんたの手よ!」グイッ

シンジ「うわっ!ちょっとアスカ!?」ガササッ

アスカ「考えてたけどやっぱめんどくさい!ストレートにやるのが一番!」

シンジ「ぇえ!?」

ガサッ


アスカ「重いものはね!二人で一緒に持てばいいのよ!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:34:16.97 ID:HSCbeMT70
シンジ「あ、アスカ? 手が…////」

アスカ「うるっ…さいわねぇ! 合理的じゃない!! 手が重なって指が絡んでるくらいなによ!?////」

シンジ (うわぁぁ!アスカの手がっ!アスカの手が!)

アスカ (やばいやばいやばい!!自分からやっといてなんだけどバカシンジの手のあったかさヤバイぃ!!)






シンジ(あ、あわわわわわわ!///)
アスカ(あ、あわわわわわわ!///)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:36:14.64 ID:HSCbeMT70
シンジ「……」

シンジ (やっぱりアスカの手、少し固いけど女の子っぽい細さと、柔らかさがある…)

シンジ (こんな細い手でエヴァを…)

シンジ (出来るなら)

シンジ (守ってあげたい手だ…) ギュッ



アスカ「……」

アスカ (やっぱりひ弱だけど、少しだけゴツい手)

アスカ (しかもあたしの手よりも少し大きいし… バカシンジのくせに生意気な)

アスカ (でも何て言うか)

アスカ (…男の子っぽい) ギュッ

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:38:08.05 ID:HSCbeMT70
シンジ「アスカ」

アスカ「なに?」

シンジ「ありがとう」

アスカ「なにそれ?」フフッ

シンジ「…さ、帰ろっか」

アスカ「そうね」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:40:06.80 ID:HSCbeMT70
アスカ「ねえバカシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「今日の晩ご飯、楽しみね」

シンジ「たまには少し手伝ってよ」

アスカ「キッチンが使徒戦跡みたいになっていいの?」

シンジ「焼け野原は…嫌だなぁ」ガタガタ

アスカ「なら頑張ること」

シンジ「うはぁ…」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:42:04.88 ID:HSCbeMT70
アスカ「ねえバカシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「あんたアタシの手、見てたでしょ」

シンジ「えっ!? …なっ!?」

アスカ「分かるわよ。今日一日この手をジロジロと欲情した目で…」

シンジ「あ、あわわわわわわ」オロオロ

アスカ「……」クスッ

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:44:27.27 ID:HSCbeMT70
アスカ「いいわよ、許す」

シンジ「え?」

アスカ「昨日、あんたの手を握ったのが原因でしょ? だから責任はあたしにもある」

アスカ「重いものは二人で持つ、でしょ?」

シンジ「…アスカ」

アスカ「まぁあたしも見てたし」ボソッ

シンジ「へ?」

アスカ「なんでもない、こっち見んな」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:46:37.92 ID:HSCbeMT70
アスカ「ねえ、シンジ」

シンジ「なに?」






アスカ「あんたの手、あったかい」






END

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/03(月) 15:55:00.44 ID:HSCbeMT70
【おまけ】

イラッシャーセー!

レイ「…」

レイ「肉まん、カレーまん、あんまん、ピザまん。ひとつずつ」

ニマーン,カマーン,アマー,ピマーヒトーズッス!

レイ「からあげくん、全部一つずつ」

カラーックゼーヒトーズッス!

レイ「それからこの大盛やきそば、暖めで」

オーャキッバアターメェーッス!!


アリャーッタァー!



レイ「……」ホッコリ



終劇







元スレ

タイトル:アスカ「あんたの手、あったかい」

URLhttps://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354512701/