管理人より
原文では誰が話しているか分かりにくいため、一部追加しております
例 「何してんの?」⇒アスカ「何してんの?」
1: 自己満足。基本的にアスカ→シンジの順 2012/12/15(土) 00:06:34.73 ID:K2urrQEr0
1.
アスカ「何してんの?」
シンジ「音楽聴いてる」
アスカ「何の?」
シンジ「クラシック」
アスカ「ふーん」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「えっと何か用?」
アスカ「何してんの?」
シンジ「音楽聴いてる」
アスカ「何の?」
シンジ「クラシック」
アスカ「ふーん」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「えっと何か用?」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:08:54.72 ID:K2urrQEr0
アスカ「暇」
シンジ「……だから?」
アスカ「暇」
シンジ「……つまり?」
アスカ「ひーまー」
シンジ「僕、音楽きい「ひーーーまーーー」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「音が「暇」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……だから?」
アスカ「暇」
シンジ「……つまり?」
アスカ「ひーまー」
シンジ「僕、音楽きい「ひーーーまーーー」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「音が「暇」
シンジ「……」
アスカ「……」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:12:20.08 ID:K2urrQEr0
シンジ「……何したいの?」
アスカ「アンタが考えなさいよ」
シンジ「えー……」
アスカ「文句あるわけ?」
アスカ「い、いや別に」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……じゃあゲームは?」「ヤダ」
シンジ「テレビは?」「ヤダ」
アスカ「他の人とあそ「ヤダ!」
アスカ「アンタが考えなさいよ」
シンジ「えー……」
アスカ「文句あるわけ?」
アスカ「い、いや別に」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……じゃあゲームは?」「ヤダ」
シンジ「テレビは?」「ヤダ」
アスカ「他の人とあそ「ヤダ!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:13:47.37 ID:K2urrQEr0
シンジ「……ヤダヤダばっかりじゃ分からないよ。じゃあアスカが考えてよ」
アスカ「まったくしょうがないわねぇ。男のくせに情けない奴!」
シンジ「男は関係ないだろー!」
アスカ「関係あるわよ! ……そうね、こうしましょう」
シンジ「何?」
アスカ「ゲーセンにいくわよ!」
シンジ「……ゲームはヤダって」
アスカ「何か文句あるわけ?」
シンジ「いえ別に……」
アスカ「まったくしょうがないわねぇ。男のくせに情けない奴!」
シンジ「男は関係ないだろー!」
アスカ「関係あるわよ! ……そうね、こうしましょう」
シンジ「何?」
アスカ「ゲーセンにいくわよ!」
シンジ「……ゲームはヤダって」
アスカ「何か文句あるわけ?」
シンジ「いえ別に……」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:16:52.43 ID:K2urrQEr0
2.
シンジ「ゲームセンターに行く準備だけで、なんで二時間もかかるの……」
アスカ「うっさいわねぇ。女の子の準備には色々と時間がかかるものなのよ」
シンジ「もう夕方だよ? 確か中学生は18時までしかゲームセンターに入店できないよ?」
アスカ「別にいいわよ。それに18時だったらちょうどいいわ。この前雑誌で見た新しいお店に行ってみたかったのよ。そこでご飯食べよーっと」
シンジ「えぇ?! ゲームセンターだけじゃなかったの? 聞いてないよ」
アスカ「さっき決めたの」
シンジ「ミサトさんとペンペンの夕飯どうするのさ」
アスカ「ペンペンには出てくる前に買い置きの秋刀魚をあげといた。ミサトはほっといても死にゃしないわよ」
シンジ「そんな勝手に……」
アスカ「それにミサトは明日休みだし。どうせ酔っ払いながらご飯いらなーい、とか連絡くるわよ。ほんっと毎度毎度何がいいのかしら? ああいうのを芸がないっていうのよ」
シンジ「そこまで言わなくても……」
シンジ「ゲームセンターに行く準備だけで、なんで二時間もかかるの……」
アスカ「うっさいわねぇ。女の子の準備には色々と時間がかかるものなのよ」
シンジ「もう夕方だよ? 確か中学生は18時までしかゲームセンターに入店できないよ?」
アスカ「別にいいわよ。それに18時だったらちょうどいいわ。この前雑誌で見た新しいお店に行ってみたかったのよ。そこでご飯食べよーっと」
シンジ「えぇ?! ゲームセンターだけじゃなかったの? 聞いてないよ」
アスカ「さっき決めたの」
シンジ「ミサトさんとペンペンの夕飯どうするのさ」
アスカ「ペンペンには出てくる前に買い置きの秋刀魚をあげといた。ミサトはほっといても死にゃしないわよ」
シンジ「そんな勝手に……」
アスカ「それにミサトは明日休みだし。どうせ酔っ払いながらご飯いらなーい、とか連絡くるわよ。ほんっと毎度毎度何がいいのかしら? ああいうのを芸がないっていうのよ」
シンジ「そこまで言わなくても……」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:18:55.32 ID:K2urrQEr0
アスカ「そんなことより、シンジ?」
シンジ「え、何?」
アスカ「何か言うことはないわけ?」
シンジ「え、え、言うこと?」
アスカ「……はぁ。アンタは今何をしてる?」
シンジ「ゲームセンターに向かってる」
アスカ「誰と?」
シンジ「アスカと」
アスカ「そう、この超絶美少女アスカ様が一緒に歩いてあげているのよ? アンタはこの優しさに心底感謝しなさいよね!」
シンジ「別に頼んじゃわけじゃ「なんか言った?!」「う、ううんなんでも」
シンジ「え、何?」
アスカ「何か言うことはないわけ?」
シンジ「え、え、言うこと?」
アスカ「……はぁ。アンタは今何をしてる?」
シンジ「ゲームセンターに向かってる」
アスカ「誰と?」
シンジ「アスカと」
アスカ「そう、この超絶美少女アスカ様が一緒に歩いてあげているのよ? アンタはこの優しさに心底感謝しなさいよね!」
シンジ「別に頼んじゃわけじゃ「なんか言った?!」「う、ううんなんでも」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:24:49.71 ID:K2urrQEr0
アスカ「まったく。……で」
シンジ「?」
アスカ「……このあたしがどういう状態かって聞いてる」
シンジ「……僕の隣を歩いてる」
アスカ「このバカ! そういう状態じゃないわよ。見て分からないの?!」
シンジ「えーっと、えー…………ご、ごめん」
アスカ「このウルトラバカ! 甲斐性なし! ヘタレ! 死ね!」
シンジ「そこまで言うことないだろー!」
アスカ「うっさい黙れ! サイテー大バカシンジ!」
シンジ「なんだよもう……意味がわからないよ……」
シンジ「?」
アスカ「……このあたしがどういう状態かって聞いてる」
シンジ「……僕の隣を歩いてる」
アスカ「このバカ! そういう状態じゃないわよ。見て分からないの?!」
シンジ「えーっと、えー…………ご、ごめん」
アスカ「このウルトラバカ! 甲斐性なし! ヘタレ! 死ね!」
シンジ「そこまで言うことないだろー!」
アスカ「うっさい黙れ! サイテー大バカシンジ!」
シンジ「なんだよもう……意味がわからないよ……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:33:08.29 ID:K2urrQEr0
3.
アスカ「そういえばアンタ、ゲーセンってよく行くの?」
シンジ「学校帰りにトウジたちとよく行くよ。大体僕は二人が遊んでるのを後ろから見てるだけだけど」
アスカ「なんで?」
シンジ「二人が遊ぶのってエヴァを題材にしたものや、対戦格闘モノが多いんだよね。そういうのってさ、ほら」
アスカ「あーなるほど。普段やってることを日常に持ち込みたくないって感じ?」
シンジ「まあそんなところ。戦うこと自体、好きじゃないし」
アスカ「ま、アンタらしいわね」
シンジ「アスカはよく行くの?」
アスカ「ぜーんぜん。ヒカリと買い物に行くことが多いし」
シンジ「そっか。確かに委員長とゲームセンターは繋がらないかなぁ」
アスカ「そういえばアンタ、ゲーセンってよく行くの?」
シンジ「学校帰りにトウジたちとよく行くよ。大体僕は二人が遊んでるのを後ろから見てるだけだけど」
アスカ「なんで?」
シンジ「二人が遊ぶのってエヴァを題材にしたものや、対戦格闘モノが多いんだよね。そういうのってさ、ほら」
アスカ「あーなるほど。普段やってることを日常に持ち込みたくないって感じ?」
シンジ「まあそんなところ。戦うこと自体、好きじゃないし」
アスカ「ま、アンタらしいわね」
シンジ「アスカはよく行くの?」
アスカ「ぜーんぜん。ヒカリと買い物に行くことが多いし」
シンジ「そっか。確かに委員長とゲームセンターは繋がらないかなぁ」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:36:58.97 ID:K2urrQEr0
アスカ「む、何よ。あたしは繋がるってわけ?!」
シンジ「えー、だって最初一人でゲームセンターにいたよね」
アスカ「そうだっけ?」
シンジ「そうだよ」
アスカ「んー忘れた」
シンジ「クレーンゲームやってたじゃない。今考えてみたらちょっと意外かも」
アスカ「どして?」
シンジ「だってアスカだったら対戦格闘モノとか好きそうだから」
アスカ「別に嫌いじゃないわよ。アンタと一緒で普段やってることと比較しちゃうだけ。あたしの場合は、エヴァの操縦に比べて物足りないからだけど」
シンジ「……戦闘狂」
アスカ「なんですって?!」
シンジ「ぐはっ」
シンジ「えー、だって最初一人でゲームセンターにいたよね」
アスカ「そうだっけ?」
シンジ「そうだよ」
アスカ「んー忘れた」
シンジ「クレーンゲームやってたじゃない。今考えてみたらちょっと意外かも」
アスカ「どして?」
シンジ「だってアスカだったら対戦格闘モノとか好きそうだから」
アスカ「別に嫌いじゃないわよ。アンタと一緒で普段やってることと比較しちゃうだけ。あたしの場合は、エヴァの操縦に比べて物足りないからだけど」
シンジ「……戦闘狂」
アスカ「なんですって?!」
シンジ「ぐはっ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:40:19.25 ID:K2urrQEr0
4.
シンジ「痛い……」
アスカ「ふん、アンタが悪い」
シンジ「……」
アスカ「いい機会だからアンタにはあたしが天才的頭脳を持ったエースパイロットたる所以を改めて教えてあげるわ! 有難く思いなさい!」
シンジ「えー」
アスカ「文句言わない! さぁ見てなさい。あたしの手にかかればクレーンの一つや二つ。そもそもこういうのは、勢いなのよ。こうガーーーッとやって、どおぉりゃああああってやれば!」
シンジ「痛い……」
アスカ「ふん、アンタが悪い」
シンジ「……」
アスカ「いい機会だからアンタにはあたしが天才的頭脳を持ったエースパイロットたる所以を改めて教えてあげるわ! 有難く思いなさい!」
シンジ「えー」
アスカ「文句言わない! さぁ見てなさい。あたしの手にかかればクレーンの一つや二つ。そもそもこういうのは、勢いなのよ。こうガーーーッとやって、どおぉりゃああああってやれば!」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:42:24.10 ID:K2urrQEr0
「……」
「……」
シンジ「……それ何?」
アスカ「……動物的な、何か」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……ぷ」
アスカ「……ッ! 笑ったわね! アンタこのフォルムがどんだけ取りづらいかわかってないわね! ハッこれだから素人はまいったわ」
シンジ「それを一発で取っちゃうアスカは天才的な腕前って……ふふ、こと?」
アスカ「ッそういうことよ! ってアンタ今バカにしたわね?! バカシンジのくせに!」
シンジ「わー、ちょっと待った手を下してよ! ごめん悪かったよ!」
アスカ「うるっさあぁぁい! 生意気な奴! ならアンタもやってみなさいよ! そうしたらこのあたしの偉大さがわかるわ!」
シンジ「僕が?」
「……」
シンジ「……それ何?」
アスカ「……動物的な、何か」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……ぷ」
アスカ「……ッ! 笑ったわね! アンタこのフォルムがどんだけ取りづらいかわかってないわね! ハッこれだから素人はまいったわ」
シンジ「それを一発で取っちゃうアスカは天才的な腕前って……ふふ、こと?」
アスカ「ッそういうことよ! ってアンタ今バカにしたわね?! バカシンジのくせに!」
シンジ「わー、ちょっと待った手を下してよ! ごめん悪かったよ!」
アスカ「うるっさあぁぁい! 生意気な奴! ならアンタもやってみなさいよ! そうしたらこのあたしの偉大さがわかるわ!」
シンジ「僕が?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:44:06.37 ID:K2urrQEr0
アスカ「そうよ。ふふーん、どうせアンタのことだから、一つも取れずにただゲーセンにお金を献上するだけになるんでしょうけどね!」
シンジ「ふ」
アスカ「ッ! ……ほーぉ、どうやら無敵のヒーローシンジ様はそーとーな自信がおありのようで」
シンジ「言ったよね。トウジたちのゲームを見てることが多いって。でもそれだけじゃないってことさ」
アスカ「あーら、口だけは達者なこと。そういうのはね、きっちりと結果を出してからいうものよ!」
シンジ「まぁ見ててよ。こういうのはね、角度と、重心なんだ」
アスカ「ねぇ、アンタ上半身だけ筺体の横から覗き込んでる姿、想像したことある? 相当まぬけよ」
シンジ「う、うるさいな! 気が散るだろ黙っててよ!」
アスカ「はいはい。シンジ様の仰せのとーりに」
シンジ「よーし、よし……ここだ!」
シンジ「ふ」
アスカ「ッ! ……ほーぉ、どうやら無敵のヒーローシンジ様はそーとーな自信がおありのようで」
シンジ「言ったよね。トウジたちのゲームを見てることが多いって。でもそれだけじゃないってことさ」
アスカ「あーら、口だけは達者なこと。そういうのはね、きっちりと結果を出してからいうものよ!」
シンジ「まぁ見ててよ。こういうのはね、角度と、重心なんだ」
アスカ「ねぇ、アンタ上半身だけ筺体の横から覗き込んでる姿、想像したことある? 相当まぬけよ」
シンジ「う、うるさいな! 気が散るだろ黙っててよ!」
アスカ「はいはい。シンジ様の仰せのとーりに」
シンジ「よーし、よし……ここだ!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:48:59.85 ID:K2urrQEr0
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……それ何よ?」
シンジ「……乗り物的な、何かかな」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……ぷふ、くくく……あーはっはははは、何それーダサッ! 大見栄切っておいてそれだけ? 普通! 普通すぎ! 二個ぐらいとりなさいよ!」
シンジ「なんだよ、そんなに笑うことないじゃないか! ほら、アスカが取ったの貸せよ」
アスカ「どうするのよ」
シンジ「これって大きさ的にはキーホルダーにつけるものだよね。だからこうして、っと」
アスカ「んん?」
シンジ「……」
アスカ「……それ何よ?」
シンジ「……乗り物的な、何かかな」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……ぷふ、くくく……あーはっはははは、何それーダサッ! 大見栄切っておいてそれだけ? 普通! 普通すぎ! 二個ぐらいとりなさいよ!」
シンジ「なんだよ、そんなに笑うことないじゃないか! ほら、アスカが取ったの貸せよ」
アスカ「どうするのよ」
シンジ「これって大きさ的にはキーホルダーにつけるものだよね。だからこうして、っと」
アスカ「んん?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 00:53:07.32 ID:K2urrQEr0
シンジ「ほら、乗り物と動物がセットになって、なんかそれっぽくなったでしょ」
アスカ「それっぽいって何よ」
シンジ「……それっぽいはそれっぽいだよ! 詳しく聞かないでよ! はい、これ」
アスカ「え?」
シンジ「あげるよ。こういうのは僕より女の子が持ってたほうがいいと思うし」
アスカ「……厄介払いじゃなくて?」
シンジ「そ、そんなわけないよ。やだなぁもう」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
シンジ「……ごめんなさい」
アスカ「ったくもう。いいわよ。もらったげるわ。感謝しなさいよね!」
アスカ「それっぽいって何よ」
シンジ「……それっぽいはそれっぽいだよ! 詳しく聞かないでよ! はい、これ」
アスカ「え?」
シンジ「あげるよ。こういうのは僕より女の子が持ってたほうがいいと思うし」
アスカ「……厄介払いじゃなくて?」
シンジ「そ、そんなわけないよ。やだなぁもう」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
シンジ「……ごめんなさい」
アスカ「ったくもう。いいわよ。もらったげるわ。感謝しなさいよね!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:04:51.15 ID:K2urrQEr0
5.
シンジ「ここが新しいお店?」
アスカ「そうみたいね」
シンジ「やっぱり人多いね。結構待つのかな」
アスカ「あそこに受け付け表があるわよ。アンタが書いてきなさいよ」
シンジ「はいはい。わかったよ」
アスカ「で?」
シンジ「すぐみたいだよ。入り口の近くだとすごくおいしそうな匂いがしてた」
アスカ「アンタは犬か。ふふーん、なんだかんだ言って楽しみなんでしょ」
シンジ「う、それは否定できない」
アスカ「まったく、アンタもまだまだガキね。やーいガキシンジー」
シンジ「……アスカそれ自分のほうが子供っぽいよ」
アスカ「うるっさい!」
シンジ「ぐはっ」
シンジ「ここが新しいお店?」
アスカ「そうみたいね」
シンジ「やっぱり人多いね。結構待つのかな」
アスカ「あそこに受け付け表があるわよ。アンタが書いてきなさいよ」
シンジ「はいはい。わかったよ」
アスカ「で?」
シンジ「すぐみたいだよ。入り口の近くだとすごくおいしそうな匂いがしてた」
アスカ「アンタは犬か。ふふーん、なんだかんだ言って楽しみなんでしょ」
シンジ「う、それは否定できない」
アスカ「まったく、アンタもまだまだガキね。やーいガキシンジー」
シンジ「……アスカそれ自分のほうが子供っぽいよ」
アスカ「うるっさい!」
シンジ「ぐはっ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:16:05.55 ID:K2urrQEr0
アスカ「学ぶことを覚えなさいよ。まったく」
シンジ「う、うう」
アスカ「さーってようやく順番が回ってきたわね。何に、し、よ、う、かなっと」
シンジ「……手頃な割にはしっかりしてそうだね」
アスカ「そんなのわかるわけ?」
シンジ「うん。……ほらこの写真の料理なんか色々と手間がかかるんだよね。これにしてみようかなー。もしかしたらウチで作れるかもしれないし」
アスカ「アンタさ。ミサトの家に来てから主夫力上がってない?」
シンジ「……否定できないけど、半分アスカが原因ってことわかってる?」
アスカ「さーってあたしはこれにしよーっと! すみませーん」
シンジ「……都合が悪くなるとすぐこれだ。ミサトさんといい女の人って皆こうなの?」
アスカ「ぶつぶつうるっさい。男ならどーんと女の子を包み込むぐらいの器を持ちなさいよ!」
シンジ「えー……」
シンジ「う、うう」
アスカ「さーってようやく順番が回ってきたわね。何に、し、よ、う、かなっと」
シンジ「……手頃な割にはしっかりしてそうだね」
アスカ「そんなのわかるわけ?」
シンジ「うん。……ほらこの写真の料理なんか色々と手間がかかるんだよね。これにしてみようかなー。もしかしたらウチで作れるかもしれないし」
アスカ「アンタさ。ミサトの家に来てから主夫力上がってない?」
シンジ「……否定できないけど、半分アスカが原因ってことわかってる?」
アスカ「さーってあたしはこれにしよーっと! すみませーん」
シンジ「……都合が悪くなるとすぐこれだ。ミサトさんといい女の人って皆こうなの?」
アスカ「ぶつぶつうるっさい。男ならどーんと女の子を包み込むぐらいの器を持ちなさいよ!」
シンジ「えー……」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:18:46.56 ID:K2urrQEr0
アスカ「なに、文句あるわけ? また殴られたいの?」
シンジ「い、いやなんでもないよ……ごめん」
アスカ「そうやってすぐ謝るところもウザイ!」
シンジ「うう、……ごめん。あ」
アスカ「なによ!」
シンジ「電話……ミサトさんだ。はいもしもし。はい。はい。わかりました。はい。っと、アスカ――」
アスカ「シンちゃーん、あたしぃ。今ねぇ飲んでるの。今日はご飯いらないからー、じゃーねー。……でしょ」
シンジ「! すごいや。一字一句間違いないよ」
アスカ「ついでに言えば、後ろでいつもの二人が呆れている姿が浮かんだわ」
シンジ「おお、ほんとすごいや」
アスカ「……だから言ったでしょ。芸がないって」
シンジ「い、いやなんでもないよ……ごめん」
アスカ「そうやってすぐ謝るところもウザイ!」
シンジ「うう、……ごめん。あ」
アスカ「なによ!」
シンジ「電話……ミサトさんだ。はいもしもし。はい。はい。わかりました。はい。っと、アスカ――」
アスカ「シンちゃーん、あたしぃ。今ねぇ飲んでるの。今日はご飯いらないからー、じゃーねー。……でしょ」
シンジ「! すごいや。一字一句間違いないよ」
アスカ「ついでに言えば、後ろでいつもの二人が呆れている姿が浮かんだわ」
シンジ「おお、ほんとすごいや」
アスカ「……だから言ったでしょ。芸がないって」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:27:45.94 ID:K2urrQEr0
6.
アスカ「今何時?」
シンジ「えーっと19時半だよ。そろそろ帰ろうか」
アスカ「そうね。――の前にちょっと付き合いなさいよ」
シンジ「なに?」
アスカ「いいからついてくる!」
シンジ「はいはい。わかったよ」
アスカ「ここよ」
シンジ「ここ? なにがあるの?」
アスカ「そうじゃない。ほら。ここに寝そべって」
シンジ「よっと……。ッ! わぁ」
アスカ「今何時?」
シンジ「えーっと19時半だよ。そろそろ帰ろうか」
アスカ「そうね。――の前にちょっと付き合いなさいよ」
シンジ「なに?」
アスカ「いいからついてくる!」
シンジ「はいはい。わかったよ」
アスカ「ここよ」
シンジ「ここ? なにがあるの?」
アスカ「そうじゃない。ほら。ここに寝そべって」
シンジ「よっと……。ッ! わぁ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:32:17.52 ID:K2urrQEr0
アスカ「前にミサトに教えてもらったのよ。ここは満天の星空が眺められる絶好のポイントって」
シンジ「そうなんだ。でも本当すごいね。この町って高いビルが多いからこういう景色は見れないって思ってたよ」
アスカ「あたしも。向こうにいたころはもっと綺麗な星空がいっぱい見れるところ知ってたんだけど、こっちのことは全然分からないし正直諦めてた」
シンジ「なんでここにきたの?」
アスカ「んー……。なんとなく」
シンジ「そっか。そういえば、前にミサトさんにこの町を一望できるところに連れて行ってもらったことあるよ」
アスカ「そうなの?」
シンジ「そうなんだ。でも本当すごいね。この町って高いビルが多いからこういう景色は見れないって思ってたよ」
アスカ「あたしも。向こうにいたころはもっと綺麗な星空がいっぱい見れるところ知ってたんだけど、こっちのことは全然分からないし正直諦めてた」
シンジ「なんでここにきたの?」
アスカ「んー……。なんとなく」
シンジ「そっか。そういえば、前にミサトさんにこの町を一望できるところに連れて行ってもらったことあるよ」
アスカ「そうなの?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:33:34.40 ID:K2urrQEr0
シンジ「うん。今度アスカも連れて行ってあげるよ。ちょっと遠いけど、休みの日ならいけると思う」
アスカ「! ふ、ふーん。ま、期待しないで待ってるわ」
シンジ「あ、ひどいな。アスカこそちゃんと予定空けておいてよね」
アスカ「ッ! ……アンタ何言ってるかわかってるの?」
シンジ「え、何が?」
アスカ「はぁ……なんでもないわよ。まったく、自覚のないのが一番性質が悪いわね」
アスカ「! ふ、ふーん。ま、期待しないで待ってるわ」
シンジ「あ、ひどいな。アスカこそちゃんと予定空けておいてよね」
アスカ「ッ! ……アンタ何言ってるかわかってるの?」
シンジ「え、何が?」
アスカ「はぁ……なんでもないわよ。まったく、自覚のないのが一番性質が悪いわね」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:35:38.17 ID:K2urrQEr0
シンジ「?? ……ふぅ」
アスカ「なによ」
シンジ「いや……こんな星空を見てるとさ、なんだか自分がちっぽけな存在に思えてくるよ」
アスカ「いきなりね。ほんっと暗いやつ」
シンジ「ひどいな。でもそう意味じゃないよ」
アスカ「じゃあなに?」
シンジ「こんなに広い世界の中にいると自分の悩みなんてすごく小さなことだなって思えてさ」
アスカ「へぇ、アンタに悩みなんてあったの?」
シンジ「うう、ひどいな。僕だっていろいろ考えるよ」
アスカ「ふーん……。感謝しなさいよね。特別にこのあたしが聞いてあげる。お姉さんに話しみ?」
シンジ「なんだよそれ。同い年じゃないか……」
アスカ「なによ」
シンジ「いや……こんな星空を見てるとさ、なんだか自分がちっぽけな存在に思えてくるよ」
アスカ「いきなりね。ほんっと暗いやつ」
シンジ「ひどいな。でもそう意味じゃないよ」
アスカ「じゃあなに?」
シンジ「こんなに広い世界の中にいると自分の悩みなんてすごく小さなことだなって思えてさ」
アスカ「へぇ、アンタに悩みなんてあったの?」
シンジ「うう、ひどいな。僕だっていろいろ考えるよ」
アスカ「ふーん……。感謝しなさいよね。特別にこのあたしが聞いてあげる。お姉さんに話しみ?」
シンジ「なんだよそれ。同い年じゃないか……」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:37:27.96 ID:K2urrQEr0
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……自分が本当に必要とされている存在なのかわからないんだ」
アスカ「……」
シンジ「今ここにいるのだって、エヴァのパイロットとしてで、僕自身じゃない」
アスカ「……」
シンジ「ただ言われるままにエヴァに乗って、使徒と戦って、傷ついて、死にそうになって。……いつか本当に死んでしまっても戦死で片付けられる」
アスカ「……」
シンジ「そこに僕の存在理由なんて、あるのかなって」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……自分が本当に必要とされている存在なのかわからないんだ」
アスカ「……」
シンジ「今ここにいるのだって、エヴァのパイロットとしてで、僕自身じゃない」
アスカ「……」
シンジ「ただ言われるままにエヴァに乗って、使徒と戦って、傷ついて、死にそうになって。……いつか本当に死んでしまっても戦死で片付けられる」
アスカ「……」
シンジ「そこに僕の存在理由なんて、あるのかなって」
シンジ「……」
45: すまん。またミスった 2012/12/15(土) 01:38:59.23 ID:K2urrQEr0
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……自分が本当に必要とされている存在なのかわからないんだ」
アスカ「……」
シンジ「今ここにいるのだって、エヴァのパイロットとしてで、僕自身じゃない」
アスカ「……」
シンジ「ただ言われるままにエヴァに乗って、使徒と戦って、傷ついて、死にそうになって。……いつか本当に死んでしまっても戦死で片付けられる」
アスカ「……」
シンジ「そこに僕の存在理由なんて、あるのかなって」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……自分が本当に必要とされている存在なのかわからないんだ」
アスカ「……」
シンジ「今ここにいるのだって、エヴァのパイロットとしてで、僕自身じゃない」
アスカ「……」
シンジ「ただ言われるままにエヴァに乗って、使徒と戦って、傷ついて、死にそうになって。……いつか本当に死んでしまっても戦死で片付けられる」
アスカ「……」
シンジ「そこに僕の存在理由なんて、あるのかなって」
アスカ「……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:40:29.88 ID:K2urrQEr0
シンジ「――ただ」
アスカ「……?」
シンジ「前に父さんに褒めてもらった時、うれしかったんだ。僕は父さんに褒められるためにエヴァに乗ってるのかもしれない……」
アスカ「アンタ、バカね」
シンジ「え?」
アスカ「もう答えが出てるじゃない」
シンジ「こた、え?」
アスカ「自分で言ったわよ。褒められたくて乗ってるかもって。それって自分がここにいる理由じゃない。褒めてほしいからエヴァに乗る。それはアンタがここに存在する理由じゃない」
シンジ「でもそれって他人から必要とされてるわけじゃ」
アスカ「はぁ。アンタってほんんんっとーーーーーにニブいわね。ミサトや学校の連中を見てわからないの?」
シンジ「……アスカが何を言っているのかわからないよ」
アスカ「はぁ。まったくここまでニブいのも天然記念モノね。それぐらい自分で考えなさいよ」
シンジ「えぇ?」
アスカ「……?」
シンジ「前に父さんに褒めてもらった時、うれしかったんだ。僕は父さんに褒められるためにエヴァに乗ってるのかもしれない……」
アスカ「アンタ、バカね」
シンジ「え?」
アスカ「もう答えが出てるじゃない」
シンジ「こた、え?」
アスカ「自分で言ったわよ。褒められたくて乗ってるかもって。それって自分がここにいる理由じゃない。褒めてほしいからエヴァに乗る。それはアンタがここに存在する理由じゃない」
シンジ「でもそれって他人から必要とされてるわけじゃ」
アスカ「はぁ。アンタってほんんんっとーーーーーにニブいわね。ミサトや学校の連中を見てわからないの?」
シンジ「……アスカが何を言っているのかわからないよ」
アスカ「はぁ。まったくここまでニブいのも天然記念モノね。それぐらい自分で考えなさいよ」
シンジ「えぇ?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:42:29.32 ID:K2urrQEr0
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……アスカ?」
アスカ「……すぅぅ。はぁー……。こ、これはアンタのためじゃないから。ウジウジいつまでも悩んでるバカのせいであたしの夕食がまずくなっても困るから。そう! これはあたしの食生活に支障がでるから!」
シンジ「え? え? アスカ?」
アスカ「たとえ他の奴がアンタのことをパイロットとしか必要としなかったとしても」
シンジ「……うん」
アスカ「…………よ」
シンジ「え?」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……アスカ?」
アスカ「……すぅぅ。はぁー……。こ、これはアンタのためじゃないから。ウジウジいつまでも悩んでるバカのせいであたしの夕食がまずくなっても困るから。そう! これはあたしの食生活に支障がでるから!」
シンジ「え? え? アスカ?」
アスカ「たとえ他の奴がアンタのことをパイロットとしか必要としなかったとしても」
シンジ「……うん」
アスカ「…………よ」
シンジ「え?」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:43:38.29 ID:K2urrQEr0
アスカ「……あたしがアンタ自身を必要としてあげるわよ」
シンジ「――ッ!」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……ありがとう、アスカ」
シンジ「――ッ!」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……ありがとう、アスカ」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:50:36.22 ID:K2urrQEr0
エピローグ.
アスカ「おはよー」
シンジ「あ、おはようアスカ」
アスカ「ミサトは?」
シンジ「まだ寝てる。結局朝帰りだったみたい。台所と……トイレが大変なことになってた」
アスカ「げげぇぇぇ……。そんなの使いたくないー」
シンジ「もう掃除しておいたから大丈夫だよ」
アスカ「……アンタ将来主夫として十分やってけるわね。それに比べてミサトは……だからいい年して独り身なのよ」
シンジ「あ、くしゃみしてる。風邪引かないといいけど」
アスカ「バカは風邪引かないわよ」
シンジ「ひどいなぁ。ほらアスカもご飯食べちゃってよ。学校に遅れちゃうよ」
アスカ「わかってるわよ!」
アスカ「おはよー」
シンジ「あ、おはようアスカ」
アスカ「ミサトは?」
シンジ「まだ寝てる。結局朝帰りだったみたい。台所と……トイレが大変なことになってた」
アスカ「げげぇぇぇ……。そんなの使いたくないー」
シンジ「もう掃除しておいたから大丈夫だよ」
アスカ「……アンタ将来主夫として十分やってけるわね。それに比べてミサトは……だからいい年して独り身なのよ」
シンジ「あ、くしゃみしてる。風邪引かないといいけど」
アスカ「バカは風邪引かないわよ」
シンジ「ひどいなぁ。ほらアスカもご飯食べちゃってよ。学校に遅れちゃうよ」
アスカ「わかってるわよ!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:52:46.56 ID:K2urrQEr0
シンジ「あれ? それって」
アスカ「あ……こ、これは、ケータイにつけるにはちょうどいいサイズだったし、前々からストライプつけたいなーって思ってたからよ! 文句あるわけ?!」
シンジ「いや別に文句なんて……。ただ微妙な景品だったからもっといいものつけたらって思って」
アスカ「そ、それは、せっかくアンタがくれたものだから……」
シンジ「えっと……」
アスカ「――ッ! ああもう! いい? 何も言わないのは、社交性も抜群のあたしの意に反するからだから! 変な勘違いするんじゃないわよ!」
シンジ「う、うん?」
アスカ「あ……こ、これは、ケータイにつけるにはちょうどいいサイズだったし、前々からストライプつけたいなーって思ってたからよ! 文句あるわけ?!」
シンジ「いや別に文句なんて……。ただ微妙な景品だったからもっといいものつけたらって思って」
アスカ「そ、それは、せっかくアンタがくれたものだから……」
シンジ「えっと……」
アスカ「――ッ! ああもう! いい? 何も言わないのは、社交性も抜群のあたしの意に反するからだから! 変な勘違いするんじゃないわよ!」
シンジ「う、うん?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:56:33.66 ID:K2urrQEr0
アスカ「……初めて貰ったものだから、その、大切にしたくて。……ッそれだけよ!」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……顔、赤いわよ」
シンジ「……アスカもね」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「……」
アスカ「……顔、赤いわよ」
シンジ「……アスカもね」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 01:57:33.80 ID:K2urrQEr0
アスカ「……」
シンジ「…………その」
アスカ「――ッ! なによ」
シンジ「あ、えっと。昨日のこと。話聞いてくれてありがとう。うれしかった。僕にも必要としてくれる人がいるってわかったから」
アスカ「あ、あれは! あたしの豊かな食生活のためで……」
シンジ「それでも、うれしかったんだ。はは、ずっと悩んでたことなのにアスカに話したらなんだかすっきりしちゃった。でも嫌な気分じゃない。アスカがいてくれて本当によかった」
シンジ「…………その」
アスカ「――ッ! なによ」
シンジ「あ、えっと。昨日のこと。話聞いてくれてありがとう。うれしかった。僕にも必要としてくれる人がいるってわかったから」
アスカ「あ、あれは! あたしの豊かな食生活のためで……」
シンジ「それでも、うれしかったんだ。はは、ずっと悩んでたことなのにアスカに話したらなんだかすっきりしちゃった。でも嫌な気分じゃない。アスカがいてくれて本当によかった」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 02:02:35.50 ID:K2urrQEr0
アスカ「――あ」
シンジ「どうしたの?」
アスカ「ううん。なんでもない。……感謝しなさいよね! このあたしのおかげなんだから!」
シンジ「はは、本当だね。何かお礼をしなくちゃ。そうだ、今日の夕飯アスカの好きなもの作るよ。何がいい?」
アスカ「ラーメン!」
シンジ「…アスカも芸がな「うっさい!」「ぐはっ」
シンジ「どうしたの?」
アスカ「ううん。なんでもない。……感謝しなさいよね! このあたしのおかげなんだから!」
シンジ「はは、本当だね。何かお礼をしなくちゃ。そうだ、今日の夕飯アスカの好きなもの作るよ。何がいい?」
アスカ「ラーメン!」
シンジ「…アスカも芸がな「うっさい!」「ぐはっ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 02:04:21.51 ID:K2urrQEr0
アスカ「もうおいてくわよ! じゃーね!」
シンジ「ちょ、ちょっとまってよ!」
アスカ「べーっだ、バカシンジのあほー、のろまー」
シンジ「なんだよもう!」
シンジ「ちょ、ちょっとまってよ!」
アスカ「べーっだ、バカシンジのあほー、のろまー」
シンジ「なんだよもう!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 02:07:27.23 ID:K2urrQEr0
--------------------
「……人のこと言えたもんじゃないわね」
「――ママ。あたしの居場所も見つかったかもしれない」
「ふふ。あははっ。あー……あいつといると、あたしって笑えるんだ。ふふ」
--------------------
終わり。
「……人のこと言えたもんじゃないわね」
「――ママ。あたしの居場所も見つかったかもしれない」
「ふふ。あははっ。あー……あいつといると、あたしって笑えるんだ。ふふ」
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終わり。
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 02:13:59.13 ID:K2urrQEr0
プロローグ.
「何これ?」
「写真?」
「……――ッ!」
「こ、これって」
「あんの馬鹿どもがぁぁあああああッ!」
「あ、ケンスケにトウジ。……逃げたほうがいいよ」
「しねぇぇえええええッ!」
「あーあ、二人ともまずは保健室かな……」
「何これ?」
「写真?」
「……――ッ!」
「こ、これって」
「あんの馬鹿どもがぁぁあああああッ!」
「あ、ケンスケにトウジ。……逃げたほうがいいよ」
「しねぇぇえええええッ!」
「あーあ、二人ともまずは保健室かな……」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 02:14:40.59 ID:K2urrQEr0
--------------------
「そういえばこのアスカの私服は初めてみるやつだ」
「アスカにはやっぱりこういう元気な感じがよく似合……あ。あのとき」
「……」
「あー……」
「ウルトラバカ、甲斐性なし、ヘタレ……か」
「……」
「…………ッよし」
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「そういえばこのアスカの私服は初めてみるやつだ」
「アスカにはやっぱりこういう元気な感じがよく似合……あ。あのとき」
「……」
「あー……」
「ウルトラバカ、甲斐性なし、ヘタレ……か」
「……」
「…………ッよし」
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63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/15(土) 02:15:13.82 ID:K2urrQEr0
「アスカー、ねぇアスカー」「何よー」
終劇。
終劇。
元スレ
タイトル:「シンジー、バカシンジー」「何?」
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