1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 11:16:40.36 ID:0B/HaANB0
マリ「面白いもの手に入れちゃった~♪」

マリ「これで姫を見たらどうなるかにゃあ~? 楽しみぃ!」

マリ「…おっとアレは」

マリ「えっと、たしか洞木さんだっけ?」

マリ「そして隣は… えーっと、鈴原くん」





ヒカリ「で、アスカがさぁ…」パタパタ

トウジ「はぁー、シンジも大変やなぁ…」パタパタ






マリ「おお、見える! 人に犬の尻尾が見えりゅ!!」ヨッシャ!

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 11:25:18.75 ID:0B/HaANB0
マリ「赤木博士作!擬似犬尾投射グラス!!通称わんわんメガネ (命名、伊吹マヤ)!!」

マリ「メガネ内部でLCL溶液を高速循環させることで理屈は分かんないけど生じる仮装現実っぽいものを硝子板に投影!」

マリ「するとなぜかご都合主義的に人の感情の機微を現す犬ッコロの尻尾が写し出されるって寸法なのにゃ!」

マリ「てっとり早い話が『人の喜怒哀楽がわかる犬の尻尾が見えるメガネ』!」

マリ「説明パート終了!!」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 11:35:57.76 ID:0B/HaANB0
教室(放課後)

マリ「さって姫は~っと」



アスカ「こんな問題もわかんないって本当バカね、バカシンジ」

シンジ「仕方ないじゃないか、今日習ったばかりなのに…」



マリ「…」

マリ「はい、今のは普通のメガネでの光景ね? ただの居残り補習をする二人ね?」

マリ「しかしこのメガネなら…」チャッ




アスカ「なんであたしまで居残らないといけないのよ!」ブンブンブン!

シンジ「ご、ごめんね?」パタパタ



マリ「めっちゃ喜んどる…」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 11:42:36.11 ID:0B/HaANB0
マリ「男女で居残り補習ってだけで充分アレだけど…」

マリ「…」ニヤッ

マリ「さて、ここで乱入してみよっか?」ガラララ


シンジ「?」

アスカ「!?」

マリ「ヤッホーお二人さん! 夫婦仲良く何やってんの~?」


シンジ「あれ?まだ残ってたんだ真希波さん」パタパタ

アスカ「あんたバカぁ?誰と誰が夫婦よバカバカしい!」ブワッサブワッサ!!


マリ「うわぁ…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 11:52:13.84 ID:0B/HaANB0
マリ「素直じゃないにゃあ?」

アスカ「はあ?」ブンブンブン!

シンジ「あぁ、アスカと一緒に帰る予定だった? ごめんね、もうすぐ終わるから」フルフル

アスカ「そうよ、早くしなさいよのろまシンジ」シュン…

マリ (…うっわ凄い勢い無くなった)

マリ (どれどれ?)



マリ「別にそういうわけじゃないよん?」

シンジ「あれ?じゃあなんで?」パタッパタッ

マリ「何となく放課後ヒマだったから。そんで歩いてたら仲良し夫婦を発見~ってカンジ?」チラッ

アスカ「だから誰が夫婦よ!」ブンブンブン!



マリ「分かりやすいにも程がある」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 11:58:45.94 ID:0B/HaANB0
マリ (ま、今日のところは起動実験だからこれでいっか)

マリ(にゅふふ、面白くなりそ)ニヤニヤ






同時刻ネルフ本部

ミサト「で、マリにその発明品を渡したわけ?」

リツコ「モルモットは好奇心旺盛な方が良い結果を出すものよ?」

ミサト「うっわ、エグいわねぇ…」

リツコ「科学者はモルモットに対する情なんか持ち合わせないものよ?」

ミサト「なんか変に説得力あるから嫌だわ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:02:18.02 ID:0B/HaANB0
ミサト「しっかし合間合間でなんかちまちま作ってると思ったら」

リツコ「司令から頼まれたのよ」

ミサト「ふぅん、司令から」

リツコ「…」

ミサト「…」

ミサト「…碇司令から?」

リツコ「他に誰が?」

ミサト「あのオッサン、そんなもの何に使うのよ…」

リツコ「さあ?」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:13:59.71 ID:0B/HaANB0
実験二日目

マリ「さて、今日はネルフでシンクロテストだよーん?」

マリ「もちろん例のメガネで!」

マリ「さてさて、さっそく実験開始~」




アスカ「しっかし、着替えが薄い板一枚ってどうにかならないのかしら?」パタパタ

レイ「…」シーン

マリ「ま、資金力カツカツらしいから、出来るだけ削減してんじゃないの~?」

アスカ「ちょっとバカシンジ!覗かないでよ!?」フルッフルッ

シンジ『の、覗くわけ無いだろ!?』

アスカ「なにそれ!喧嘩売ってんの!?」バサバサバサ!

シンジ『ぇえ!?』


マリ「わんこ君に覗いてほしいのかそーじゃないのかハッキリしなよ…」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:24:37.95 ID:0B/HaANB0
エントリープラグ内

リツコ《マリ、聞こえてる?》

マリ「はいはーい」

リツコ《メガネの調子はどう? 今も着けてるんでしょ?》

マリ「いや、もうバッチリだよー。姫やわんこ君見てるだけでお腹一杯!」

リツコ《それは良かった》

マリ「期限は明日いっぱいだよね?」

リツコ《ええ、それまで出来るだけデータを集めておいてね?》

マリ「はいはーい」





リツコ「大人の都合(実験的な意味で)に子供を付き合わせるのは気が引けるわね」
……………

マリ「こっちの都合(愉快な犬観察)に付き合わせるのは気が引けるなぁ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:32:40.06 ID:0B/HaANB0
マリ「さて、今日は帰るかにゃー」

マリ「なんて簡単に言うと思いました?」ニヤッ

マリ「今日は姫とわんこ君を尾行します!!」ヒャホー!

マリ「おっと、さっそく発見」




アスカ「今回もあたしが一番だったわね!」ワッサワッサ

シンジ「やっぱり凄いよアスカは」フルフル

アスカ「!」ビクーン!



マリ「おぉ!?逆立った!」



アスカ「と、当然でしょ!?おだてても何も出ないからね!」ブワッサブワッサ!!

シンジ「うん、でもやっぱり凄いよ」パタパタ

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:45:50.42 ID:0B/HaANB0
アスカ「ま、まあね!幸運の神に愛された才媛であるあたしを祝福するといいわ!」ブワッサブワッサ!!

シンジ「いや、さすがにそこまでは…」シュン

アスカ「ぬぁんですってぇ!?」ビーンッ!



マリ「あぁ、不慮の事態や怒る時にああになるのね…」

マリ「っと… もう家か」

マリ「では、ここからの調査は引き継ぎます」ザザッ

?『りょーかいよーん』ザッ



マリ「しっかし意外と普通だなぁ。あたしが期待するのはもっとこう!ギューッと…」

マリ「ん?」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:50:20.96 ID:0B/HaANB0
アスカ「…」

シンジ「…」


マリ「? なんで黙ったんだろ?」

マリ「なんでかわかります?」ザッ

マリ「いや、だからあたしは知りませn…」ザザッ


アスカ「そろそろ家だからさ…その…」パタッパタッ

シンジ「…」

アスカ「いつもの」パタッ

シンジ「…うん」ファサッファサッ



マリ「!!?」

マリ「い、いつもの!? いつものって何!?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 12:56:03.56 ID:0B/HaANB0
ポフッ

シンジ「…」フルッフルッフルッ

ナデナデ

アスカ「…ぅ」ブワッサ! ブワッサ!




マリ「あ、頭を…撫で…」


マリ「どんだけ尻尾ふって…」


マリ「うおお」



シンジ「じゃ、後は帰ってから」

アスカ「そ、そうね」



マリ「…」

マリ「うわぁ」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:01:30.28 ID:0B/HaANB0
ピッ

ミサト「いつもの…ね…」

ミサト「アスカが上手くやった時、シンジくんに誉めてもらってた?」

ミサト「そしてどうやら続きがある!」

ミサト「これは保護者として、そして追加でリツコにメガネを貰った調査員ミサト(面白半分)の使命として、絶対に調べなきゃ!」

ミサト「アスカとシンちゃんの尻尾の動きを見て、続きとやらを解明してみせる!!」

ミサト「説明パートB終了!!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:06:15.83 ID:0B/HaANB0
アスカ「ただいま~」

ミサト「おかえりなさい」

シンジ「あれ?ミサトさん帰ってたんですか?さっきまでネルフに…」

ミサト「今日はもう仕事無かったしね」

アスカ「…ねぇミサト」

ミサト「なに?」

アスカ「そのメガネなに?」

ミサト「ファッションよ?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:13:14.68 ID:0B/HaANB0
アスカ「ふぅん…最近はメガネが流行ってるわけ?」フルッ

ミサト「おぉ…尻尾が見える」

アスカ「は?」ファサッ

ミサト「ううん、こっちの話」

ミサト (想像以上に面白いわぁ)

シンジ「ねぇアスカ」

アスカ「なによバカシンジ」ブワッサ

ミサト「ほ、本当に呼ばれただけで喜んでる…」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:20:42.27 ID:0B/HaANB0
ミサト (お姫様が犬を飼っているようで実は犬に飼わされている、か)

ミサト (的を得ているわね)

シンジ「ちょ、アスカ。最近料理に興味持ったからって… 僕がやるよ!」ワサッワサッ

アスカ「いいじゃないの、こんな美女が作った料理を食べれるのよ?」ブワッサブワッサ!!

シンジ「そういう問題じゃなくて…」ワサッワサッ


ギャーギャー!


ミサト「なんともまぁ」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:34:46.46 ID:0B/HaANB0
夕食後


ミサト「いつもの、ねぇ?」

ミサト「別にこれといってそれっぽい兆候ないんだけど」

ミサト「…」


アスカ「ちょっと!チャンネル変えないでよ!」ビーンッ!

シンジ「だってアスカ、今寝かけてたじゃないか」シュン

アスカ「寝てない!見てたの!」フルッ

シンジ「ぇぇえ?」シューン



ミサト「これほんと頭撫でたりとかしたわけ?」グビッ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:41:33.16 ID:0B/HaANB0
ミサト「もう寝る時間ね…」

ミサト(目ぇ疲れた)

シンジ「明日も早いですし、寝ましょうか」シーン

アスカ「…」ウトウト

ミサト (結局何も無かったかぁ)

シンジ「ほらアスカ、部屋で寝なきゃ」フルッ

ミサト (後っていうのは、マリの聞き間違いかしr…)




アスカ「……」ブワッサブワッサ!

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:49:30.72 ID:0B/HaANB0
ミサト「…」

ミサト (シンジ君が正面から来ただけで反応を!?)

シンジ「えっと、アスカ?」ポンッ

アスカ「…ぁぇ?なに?」ワッサワッサワッサ!!

ミサト「なんなの、あの揺れ幅は!?」

アスカ「…」ブワッサブワッサ!

シンジ「もう寝る時間だよ?」フルッフルッ

ミサト「…」

アスカ「あー、つづきー」ブワッサブワッサワッサワッサワッサ!!

シンジ「ちょっ!?」ビクッ!

ミサト「!?」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 13:57:33.97 ID:0B/HaANB0
シンジ「アスカ!!」ワサッ!

アスカ「へぇ!?」ビーンッ!

ミサト「…っ!」



アスカ「…あ」シュン

シンジ「ごめん、目が覚めた?」

アスカ「び、びっくひさせんじゃにゃいわよ…!ば、バカシンジ!」フルッフルッ

シンジ「ごめんね、でも寝るなら自分の部屋で、ね?」フルッ


ミサト「…」

アスカ「! …そ、そうね。自分の部屋でね」シーン

シンジ「おやすみ」





ミサト「…なんなの、今のは」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:03:10.18 ID:0B/HaANB0
実験最終日

マリ「ふうん」ペラッ

マリ「正面にわんこ君が座るとね~?」ペラッペラッ

マリ「寝る前だなんて、わんこ姫は困ったちゃんだにゃ~」ニヤニヤ


マリ「…パブロフの犬、か」パタンッ

マリ「実験最終日にして面白いものが見れそ」ニヤァッ

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:15:33.09 ID:0B/HaANB0
マリ「お姫様~」

アスカ「げ、なによコネメガネ」ブルッ

マリ「…」ツカツカツカ

アスカ「ちょっと、な、何よ」フルッフルッ


ポフッ


アスカ「…へっ?えっ!?」ブワッ!

マリ「…」ニタァ

アスカ「な、ななななな」ブルブルッ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:19:03.74 ID:0B/HaANB0
マリ「姫はいーこいーこ!」

ナデナデ

アスカ「は、はぁ!?」ブワッサブワッサ!

マリ (手を止めて一歩引く) スッ

アスカ「!??!?!!?」シュン

マリ (また正面から近寄って、頭を撫でようとすると…)

アスカ「!!」ブワッサブワッサ!


マリ (条件付け発動確認)

マリ「んじゃねー」タッタッタッ




アスカ「……い、今のって」ブワッサブワッサ

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:27:54.83 ID:0B/HaANB0
シンジ「アスカ」パタパタ

アスカ「!!」ブワッサブワッサ!

シンジ「どうしたの?」パタパタ

アスカ「な、なんでもないわよ?で、なによバカシンジ」ブワッサブワッサ!

シンジ「うん、実は昨日の…」パタッ

アスカ「!?!!?」ブワッサァ!!

シンジ「アスカ?」フルッ

アスカ「ちょ、ちょっと待って」ブワッサ!




マリ「あらら、鈴を鳴らされてヨダレ垂らしまくっちゃって」

マリ「条件反射は怖いねぇ」

マリ「さあ、その先にあるもの、見せてもらおうか?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:37:04.56 ID:0B/HaANB0
ヒカリ「どうしたのアスカ?」ピコピコ

アスカ「え、な、何が!?」ブワッサァ!

ヒカリ「さっきから碇くんの方ばっかり見てるじゃない」ピコッピコッ

アスカ「しょ、しょんにゃこと無いわよ!?」ワッサワッサワッサ!!

ヒカリ「…」ピコンッ

ヒカリ「碇くーん、アスカが調子悪そうだから連れていってくれるー?」ピコッ

アスカ「ひょっ!?な、なにを!?」ブルブルッ!




マリ「イェア!」ガタンッ

ケンスケ「ひっ!」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:42:56.08 ID:0B/HaANB0
シンジ「大丈夫アスカ?」パタパタ

アスカ「うぅぅ」ワッサワッサ!

シンジ「ほんとに調子悪いんだ…もう少し我慢して」パタパタ




マリ「なんで保険委員じゃなくてわんこ君が。っていう疑問は持たないんだねぇ、姫」コソコソ

マリ「ふふふ、お姫様とそれを守る忠犬!イイ!イイよぉ!」ニャフフフフ!

マリ「おっと、鼻血」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 14:52:26.77 ID:0B/HaANB0
マリ「そして例のごとく保健教諭はいません」

マリ「黒服の皆さんの提供でお送りします」



シンジ「先生いないんだ…」シュン

アスカ「べ、別にあたしどこも悪くないわよ」フルッ

シンジ「え?でも洞木さんは…」スッ

アスカ「!!」ブワッサ! ブワッサ!

シンジ「やっぱり顔が赤いよアスカ」パタパタ

アスカ「~~っ!」ワッサワッサワッサ!!



マリ (正面、前屈み、わんこ君の手がすぐそこに!!)

マリ(さあっいつもの!はよ!はよ!)

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:00:07.94 ID:0B/HaANB0
アスカ「昨日の…」ワサッ

シンジ「あ、そうそう。昨日やってなかったでしょ?いつもの」フルフル

アスカ「…」シュン

アスカ「あれが無いから、ほんと今朝から調子悪い」

アスカ「コネメガネにはなんか変なことされて思い出しちゃうし」ブルブルッ

シンジ「真希波さん?」

アスカ「そうよ、それもこれも全部あんたが昨日途中で驚かすから!」ブンブンッ

シンジ「だ、だってミサトさんが居たんだよ!?」フルッフルッ

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:05:49.91 ID:0B/HaANB0
アスカ「……んっ!」ワサッ

シンジ「え?」パタパタ

アスカ「今、ここで!」ワッサワッサ

シンジ「えぇっ!?」パタパタパタッ

アスカ「別にやらしいことするわけじゃないんだし、良いじゃないの!」ワッサワッサワッサワッサ!!

シンジ「み、見る人が見れば充分やらしいんじゃ…」パッタパッタパッタ!




マリ (な、なんねこれ!?なんば始まりよっとか!?)

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:09:01.81 ID:0B/HaANB0
アスカ「いいから!」ブワッサブワッサ!

シンジ「えっと…」パッタパッタパッタ!

アスカ「…」ブワッサブワッサワッサワッサワッサ!!

シンジ「…」パッタパッタパッタパッタパッタ!









マリ「あっ…」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:17:50.58 ID:0B/HaANB0
…………




リツコ「つまり、機能的には何の問題もなかったということね?」

マリ「うん、なーんにも」

リツコ「何にしても助かったわ。これで司令の指定した納期に間に合わせられる」

ミサト「しっかし面白かったわよねぇコレ。リツコ、市販の予定とかある?」

リツコ「残念ながら」

ミサト「そりゃ残念」

マリ「…」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:22:14.77 ID:0B/HaANB0
リツコ「どうしたの?」

マリ「これさ…どうするの?」

リツコ「そうねぇ、もう十分すぎるほどデータは集まったし。内部の映像データを削除してお仕舞いね」

ミサト「えっ!?これ映像撮ってたの!?」

リツコ「それはそうでしょ? そうしないと細かな異常には気付けないもの」

ミサト「リツコ!あたしの部屋のデータは跡形もなく消去してね!?」

リツコ「あのメガネで何を見たのよ…」

マリ「…ねえ」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:26:23.66 ID:0B/HaANB0
マリ「その映像データさ、一部分だけ欲しいんだけど」

ミサト「や、やめてぇ!」ガタガタ

リツコ「あなたの部屋の映像なんて誰も欲しがらないわよ…」

ミサト「それはそれで酷くない!?」


リツコ「…で?どの部分?」

マリ「」ゴニョゴニョ

リツコ「…」クスッ

リツコ「わかったわ、後でまた取りに来てね」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:30:11.97 ID:0B/HaANB0
………

アスカ「コネメガネ」

マリ「あれ、姫じゃ~ん。どったの?」

アスカ「あんたの…この前のアレ…」

マリ「?」

アスカ「だ、だからぁ!頭を…」

マリ「…」

マリ「あ、パブロフの」

アスカ「は?」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:36:26.61 ID:0B/HaANB0
マリ「別に意味はないよ? 姫がほんとにかわいいなぁっ!て思って」

アスカ「へ、はへぇ!?」

マリ「…」ニヤニヤ

アスカ「な、なによ?」

マリ「にゅっふっふ~」ツカツカツカ

アスカ「だからなn


ギュウゥ!!


アスカ「~~~~~ッ!!?」

マリ「姫はさぁ…」







マリ「抱き締められてぇ、撫でられてぇ、誉めてもらうのが大好きなんだねっ!」ニャハハハハ!!

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:40:41.10 ID:0B/HaANB0
アスカ「!!!??」

マリ「にゅふ」

アスカ「あ、あん、あんた。あれ…み、見てぇぇ!?」

マリ「それじゃーね姫!今日あたしネルフに用事あるから!」

アスカ「ちょぉおっ」

マリ「ほんわかする映像ありがとねっ!」

アスカ「はぁぁああ!?」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:45:22.94 ID:0B/HaANB0
マリ「あ、そうそう一つ言い忘れてた!」

アスカ「っ?」

マリ「姫がわんこ君のご主人様だと思ってたけどあの時はさぁ!」











マリ「姫の方がずっとわんこみたいだったよ!」





終劇

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:50:23.17 ID:0B/HaANB0
舞台裏


冬月「出来たな」

ゲンドウ「ああ」

冬月「わんわんメガネ…」

ゲンドウ「これでレイの喜怒哀楽をより深く知ることができる」

冬月「全ては計画通りか」チャッ

ゲンドウ「ああ…」チャッ








冬月「…」ワッサワッサ

ゲンドウ「…」パッタパッタ



冬月・ゲンドウ「…フヒュッ」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 15:52:13.48 ID:0B/HaANB0
マリ「おしまい!」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:05:59.54 ID:0B/HaANB0
【おまけ】


>再生


……………


ギュウッ

アスカ「弱い」

ギュウゥッ

シンジ「痛くない?」

アスカ「ううん、ちょうどいい」

シンジ「…人を抱き締めるのって、なんだか馴れなくて」

アスカ「まるでエヴァで、掴んでるみたいで?」

シンジ「……うん」

アスカ「頭、撫でて」

シンジ「う、うん」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:12:15.53 ID:0B/HaANB0
アスカ「落ち着く」

シンジ「…」

アスカ「前に言ってたけど、なんでエヴァを思い出すの?」

シンジ「なんでだろ」

アスカ「…」

シンジ「なんだかよくわからないけど、大事な誰かをエヴァで握り潰してしまうんじゃないかって…」

アスカ「こんなことしてる時にんな物騒な例え出してくるんじゃないわよ」

シンジ「ご、ごめん」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:16:49.09 ID:0B/HaANB0
アスカ「あたしも、握り潰す?」

シンジ「…それこそ物騒だと思うんだけど」

アスカ「そ?」

シンジ「…」

アスカ「…」

シンジ「…アスカは絶対に潰さない。潰させない」

アスカ「バカシンジに守ってもらうほどヤワじゃないっての」

シンジ「ご、ごめん」

アスカ「謝らない、悪い癖。ほら手がお留守」

シンジ「ごm…… うん」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:21:20.40 ID:0B/HaANB0
アスカ「逆にあたしがあんたを守ってやるわよ」

シンジ「うわぁ…僕、お姫様?」

アスカ「違う、モヤシが良いところね」

シンジ「酷い」

アスカ「…じゃあ、もしあたしが死にそうな時は、守ってね」

シンジ「う、うん」

アスカ「何があってもよ?」

シンジ「わかった」

アスカ「迷い無さすぎ、嘘臭いからもう一回」

シンジ「ひどいよ!!」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:25:49.03 ID:0B/HaANB0
シンジ「もういいの?」

アスカ「あったり前でしょ!?あたしを誰だと思ってんの!?」

シンジ「えっと… ………アスカ?」

アスカ「」ベチッ

シンジ「痛ぁ!?」


アスカ「あたしはのお姫様、あんたは番犬!」

アスカ「わかった!?バカシンジ!」ニッ



………………………



□ 停止

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/05(水) 16:27:06.54 ID:0B/HaANB0
アスカ・シンジ・マリ「ほんとにおしまい」








元スレ

タイトル:マリ「姫の方がわんこだった」

URLhttps://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354673800/