1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 10:17:31.57 ID:s9xhriYR0
ドンドンドン

アスカ「んも~いい加減起きなさいよバカシンジ」

シンジ「・・・ん~今日休みなんだからもうちょっと寝かせt」

アスカ「何言ってんのよっもう10時過ぎよ10時過ぎ!」

シンジ「ふぁ~ホント朝からうるさいんだからアスカは」

アスカ「なんですってぇ!洗濯物たまってるんだから早く回さないと干せないでしょ!!」

シンジ「なんだよ洗濯くらい自分でやればいいじゃないか」

アスカ「アンタの当番でしょ!ホラぼけぼけっとしてないで早く起きなさいって~の!」

バサッ

アスカ「○X※△ キャー!!!」 バチン!

アスカ「エッチバカ変態信じらんない!!」

シンジ「いったぁぁぁ、、仕方ないだろ!朝なんだから!!」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 10:29:08.73 ID:s9xhriYR0
パンパンパン

シンジ「よし これで全部干し終わった」

シンジ「起こしてくれるなら普通に起こしてくくれたらいいのにブツブツ」

シンジ「そういや休みなのに珍しく早起きだなアスカ」

ガラガラガラ

シンジ「アスカー全部終わったよーってアレ、台所から良い匂いがする」

アスカ「シンジーお昼、パスタでいい?」

シンジ「うん、、、え?、、、ええええええええ?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 10:44:13.00 ID:s9xhriYR0
アスカ「なによその反応は」

シンジ「いや、だってアスカが料理だなんて」

アスカ「悪いって~の?」

シンジ「え、いや、そうじゃなくって、珍しいから驚いちゃって」

アスカ「ま~仕方ないじゃない。ミサト、今日居ないんだから」

シンジ「そういえば今日は松代に出張だっけ?」

アスカ「そ だから私が作ってるのよ。ネボスケのアンタに替わってね」

シンジ「そっかぁ楽しみだなーアスカの料理」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 10:59:04.82 ID:s9xhriYR0
アスカ「ふふーん♪この私の料理を食べられるなんて感謝しなさいよ♪」

シンジ「うん、楽しみにしてる。じゃあテーブル片付けとくよ」

シンジ(・・・そういえばアスカの料理食べるのはじめてだ。大丈夫かな・・・)
    「一応、胃薬用意しておこう」



トゥルルルルル

シンジ「っと電話だ。ミサトさんかな」

シンジ「もしもし?」

?「あっその声、碇君?」

シンジ「・・・委員長?」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 11:10:23.60 ID:s9xhriYR0
ヒカリ「お休みの日にゴメンね」

シンジ「どうしたの?アスカ?」

ヒカリ「ううん、碇君でいいの」

シンジ「? 委員長が僕に?」

ヒカリ「アスカ、今、料理作ってるでしょ?」

シンジ「うん、今作ってるけど」

ヒカリ「・・・あのね、実はこの前料理教えてくれって私の家に来たのよ」

シンジ「アスカが?!」

ヒカリ「そう、すっごい頑張ってたんだから。それで昨日は一緒に買い出しに行って、
    今日は朝からメールがきて」

シンジ(あ だから休みなのに早起き...)

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 11:30:49.48 ID:s9xhriYR0
ヒカリ「いい?碇君。女の子が一生懸命料理作ってるのよ、ちゃんと褒めなきゃ駄目だからね!」

シンジ「う、うん。わかってるよ委員長」

ヒカリ「もしアスカのこと泣かせたら承知しないから。その時は責任取りなさいよ!」

シンジ(・・・責任て・・無茶苦茶だよ)うん出来る限りやってみるよ。

ヒカリ「ごめんね余計なお世話焼いちゃって。アスカには私から電話あったの内緒ね」

シンジ「うんありがとう委員長」

ヒカリ「しっかりね、碇君。じゃあ」


シンジ ・・・そっかぁ。なんか嬉しいな。アスカがそんなに頑張ってくれるなんて

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 11:42:25.57 ID:s9xhriYR0
-- 一方、台所 --

ヒカリ 本文 あとはパスタのゆで汁をソースに絡めるだけよ

アスカ 本文 ありがとうヒカリ。おかげで上手くできそう

アスカ「送信っと。あとは仕上げね」

グツグツグツ

アスカ「よしっこれでスープはオッケーね」

アスカ「それとママから教えてもらったこれを用意してっと」


アスカ「そろそろパスタが湯で上がる頃ね。これにヒカリの家で特訓した特製ソースをっと」



アスカ「すべて手順もバッチリ!味付けは、、、」ペロ
   
アスカ「うん!ちゃんとシンジの好みに合う薄味になってる!」

アスカ「さ~見てなさいよシンジ!あっと言わせてやるんだから」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 11:59:50.63 ID:s9xhriYR0
アスカ「出来たわよ~シンジー運ぶの手伝って」

トタトタトタ

MENU
※ザワークラウトにジャガイモ等を乗せた付け合せ
※ヅヴィーベルズッペ(ドイツ風オニオンスープ)
※海老とトマトのパスタ

シンジ「うわ~どれも本格的で僕が作るのと全然違う。すごいよアスカ」

アスカ「ふふーん♪違うのは見た目だけじゃないわ!ホラ、さっさと食べなさいよ」

シンジ「良い匂い。美味しそうだなーじゃあ、いっただきまあす」パクッ

シンジ「モグモグ・・・・・・・・」

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・黙ってないで何か言いなさいよ」

シンジ「・・・・・・・・・美味しい」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 12:08:10.42 ID:s9xhriYR0
シンジ「これ本当に!本当に美味しいよ!」

アスカ「この私が作ったんだもん当然、余裕ってやつよ♪」

シンジ「このスープも、パスタも、漬け合わせのコレも、どれも美味しくて
    味付けも丁度良くて。お店みたいだよ本当」

アスカ「まあ私にかかれば料理くらい、朝飯前よ。
    じゃあ私もいたただこうかな。いっただきまあす」

パクパクパクパク

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 12:08:58.14 ID:s9xhriYR0
シンジ「いくらでも食べれそうだよほんと。ガツガツモグモグ」

アスカ「もうそんな焦って食べてると、喉にt」

シンジ「モグモグ.........ンッ!?..........」ドンドンドン

アスカ「ホラ、いわんこっちゃない。はいお水」

ゴクゴクッ

シンジ「ぷはーっ。あ、ありがとアスカ」

アスカ「ったく子供なんだから。誰も取り上げたりしないんだからゆっくり食べなさいよね」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 12:12:54.10 ID:s9xhriYR0
シンジ(ほんっと美味しいや。こんなに美味しいならいくらでも食べられちゃうなぁ)
   (きっとアスカのことだからすごい頑張ったんだろうな。。。ありがとう、アスカ)

アスカ「そう言えば、さっきの電話鳴ってなかった?ミサト?」

シンジ「あ、うん。。。あー。。。間違い電話」

アスカ「ふーん。そう」

シンジ「ねえアスカ、おかわり、いいかな?」

アスカ「♪ た~っぷりあるから好きなだけ思う存分食べていいわよっ」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 12:18:31.81 ID:s9xhriYR0
カチャ

シンジ「ふーご馳走様でした」

アスカ「いいえお粗末様でした」

ペンペン「グエーグエー ゲプゥ~」

シンジ「ペンペンも満腹で満足みたいだね」

アスカ「そうね。しっかり食べるか寝てるかね。このペンギンは。
    さてと、じゃあ片付けましょっか」

シンジ「あ、僕がやるよ。こんな美味しい料理作ってもらったんだから片付けくらいしないと」

アスカ「そう?じゃあお言葉に甘えちゃおうかしら」

シンジ「うん、そうして。アスカは休んでてよ」

ガチャガチャ ジャー ジャブジャブ



アスカ(ふふ大成功ね。シンジのヤツあんなに喜んじゃって)

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 13:16:57.85 ID:s9xhriYR0
番外編 レイの一日

綾波レイの朝は早い
毎朝5時前には起床。ネルフ本部へ向かい検査を受ける
本部での仕事がなければ学校へ。学校では真面目に授業をうけている
学校が終わればその足でネルフ本部へ。シンクロテスト、ハーモニクス、各種のテスト、
大勢の技術スタッフが彼女を待っている。大変な仕事だ

夜、家に帰り明日のために再び寝るだけなのだか、彼女はこの瞬間だけ
パイロット、学生というしがらみから開放され少しの安らぎを感じることができる

この日も一言も言葉を発していない。最近うまく声が出せるか心配になってきた
「アーッ」。良かった。声は出る。もう少し大きい声出してみよう
「アーッ!」「アーッ!!」よし、もう少し、「アーーーッ!!!!」

ドンッ

隣の住人が壁を叩いた。窓が開いたままだった。
コンクリ壁なのに響くなんて相当怒ってるみたいだ。怖かった。


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 13:23:58.26 ID:s9xhriYR0
-- 昼下がり --

シンジ「アスカは部屋かな」

シンジ「もう洗濯もしたし、やる事ないや」

シンジ「あ、、、、チェロ。そういえばこっちに来てからあまり弾いてないっけ」

シンジ「久しぶりに弾いてみようかな」


♪~

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 13:28:28.76 ID:s9xhriYR0
アスカ「ん、、、チェロ?」


ガラガラガラ



アスカ「へぇ~結構イケるのね」

シンジ「あっゴメン。うるさかった?」

アスカ「ううん、上手だから驚いちゃった。」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 13:39:21.18 ID:s9xhriYR0
アスカ「意外な才能ね。少し見直しちゃった。バッハ?」

シンジ「うん。良かったらリクエストあれば応えるよ。弾ければだけど。
    お昼のお礼」

アスカ「バッハでいいわよ。無伴奏チェロ組曲」

シンジ「わかった。じゃあ弾けるところまで」

♪~

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 13:50:22.62 ID:s9xhriYR0
♪~


アスカ(いい演奏....シンジが弾いてるからかな)

ペンペン「zzzzzz」

アスカ(シンジが私だけのために弾いてくれてるのか.....)


アスカ(なんだか心地いい....)


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 14:00:47.71 ID:s9xhriYR0
♪~

シンジ ん?

シンジ(アスカ、、、寝てる?)

・・・


シンジ「ここでこのまま寝ちゃうと身体に良くないよね
    タオルケットくらいかけてあげなくちゃ」

アスカ「・・・」


静かな寝息....

無防備な体勢....

ぷるんとした唇......


シンジ「ヤバいドキドキしてきた」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 14:10:19.42 ID:s9xhriYR0
シンジ「ミサトさんは帰って来ない........」

シンジ「アスカ、僕のためにあれだけの料理を作ってくれて...」

シンジ「アスカ...」


ゴクリッ

..............

..........

......

...

も、もう少し......


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 14:18:52.54 ID:s9xhriYR0
ブーッブーッブーッブーッ


シンジ「!?」

シンジ「携帯、、、トウジからだ」

シンジ「はぁ。。。でもきっとズルはするなって神様からの忠告かなこれは」


シンジ「もしもし」

トウジ「おー先生!ワシやワシ!ワシや!」




アスカ(・・・あんの3馬鹿トリオのリーダーがぁっ!!!覚えてらっしゃい!)

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:03:16.74 ID:s9xhriYR0
夕方

シンジ「あ、冷蔵庫空だ。夕飯作れないや。」

アスカ「じゃあ私も行くわ」

シンジ「?」

アスカ「買い出し。私が材料使っちゃったんだから、一緒に行ってあげるわよ」

シンジ「うん。じゃあ駅前のスーパーまで行こうか」

150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:09:20.38 ID:s9xhriYR0
トタトタトタ


シンジ(アスカの顔、なんか、まともに見れないや)

アスカ「~~でね、ヒカリったらさ、、、ちょっと聞いてる?シンジ?」

シンジ「あ、うん聞いてるよ」

アスカ「それでね、~~~~~」

シンジ(アスカ、なんか機嫌いいみたい)

シンジ(ほのぼのしてて良いな、こういう休日って)


シンジ「あ、アレって」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:19:59.11 ID:s9xhriYR0
トウジ「おっ先生~!偶然やな~」

シンジ「トウジ。どうしたのこんな所で」

トウジ「ケンスケの家からの帰りや。なんやそっちは夫婦揃ってデートかいry」

バチン!

トウジ「いったぁぁぁ!なにすんねんいきなりー!」

アスカ「うるさい!このバカ!」

トウジ「ワシがなにしたってゆうねん!」

アスカ「今度おなじことがあったら殺すわよ」

トウジ「一体なんのことやねん」

アスカ「フンッ バーカ!。行くわよシンジ」

シンジ「う、うん。それじゃあトウジ」

トウジ「なんやねん...通り魔にでも出会った気分やで」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:30:02.80 ID:s9xhriYR0
アスカ「あら、閉まってる」

シンジ「ホントだ。臨時休業だって」

アスカ「困ったわね」

シンジ「どうしようか」

アスカ「そうね~どうせ出てきたんだし外で済ませちゃいましょっか」

シンジ「うん。アスカ、なにか食べたいものある?」

アスカ「う~ん、なんでも良いわ」

シンジ「ファミレスとか?色々選べるし」

アスカ「そうね。じゃあ一回戻って自転車で行きましょ」

シンジ「え?でも自転車は一台しかないよ?」

アスカ「わかってるわよそんな事は」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:39:29.13 ID:s9xhriYR0
トタトタトタ ガチャガチャ


アスカ「よっと はいシンジ」

シンジ「あ 2人乗り」

アスカ「頑張れシンジ!」

シンジ「えぇぇぇ!?」

アスカ「男なんだから当たり前でしょっホラさっさと乗って」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:40:30.91 ID:s9xhriYR0


シンジ「・・・初号機、いきまぁす!!」

アスカ「オー!ゴーゴー!!」


シンジ フンフンフンフン

ザーッザーッザーッザーッ

シンジ フンフンフンフン動け動け動け動け動け

ザザーッザザーッザザーッザザーッ


シンジ「はぁはぁはぁ、、、全然進まない、、、足、ひきずってない?」

アスカ「してないしてない~」

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:51:25.08 ID:s9xhriYR0
~~~~

アスカ「風が気持ちいい」

シンジ「はぁはぁ え?なに?」

アスカ「なんでもな~い ねえシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「チェロ、いつからやってるの?」

シンジ「5歳から」

アスカ「へえ~継続は力なりか。すごいわね」

165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 17:52:50.49 ID:s9xhriYR0

シンジ「誰も止めろって言わなかっただけだよ。そんなに好きじゃないし」

アスカ「そうなの?上手なのに」

シンジ「うん。でもアスカが褒めてくれて、チェロやってて良かったって思ったよ」

アスカ(自分がないようで、結構やることはやるのよねぇシンジって)

アスカ(少し汗ばんでる...思ったより大きい背中してるのね....)

   「ふらふらしてる!しっかり運転しなさいよ!」ギュッ

169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 18:02:29.53 ID:s9xhriYR0
-- 一方トウジ --

トウジ「ったく、なんやねんあの女。ほんま腹立つわ」
トウジ「またどっかで会ったらかなわん。別の道で帰ろ」

・・・・


170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 18:04:08.98 ID:s9xhriYR0
トウジ「お、前から来るんはシンジちゃうか」
トウジ「自転車で1人やな」

トウジ「お~シンジー!!さっきは偉い目に会ったでぇ」

トウジ「あのアホ女、ゴリラみたいな力でひっぱきおって。」

トウジ「ホンマ一回なんとかせないかんわ」

シンジ「と、トウジ、、、、」

トウジ「ん? 後ろに誰か乗っとるな・・・!?」

ガツッ

トウジ「グハッ  ら、ラリアット・・・」

アスカ「フン、バーカ。シンジ早く行きましょ」

トウジ「ワシがなにしたっちゅうねん・・・」バタッ


※周辺はもう暗いです。関西弁変だと思うスマン。その辺は脳内変換で


184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 18:57:01.23 ID:s9xhriYR0

パクパクパク

アスカ「あ~お腹いっぱい」

シンジ「ごちそうさまでした」

アスカ「ファミレスってのも案外いけるのね」

シンジ「洗い物しなくて済むからラクできるし」

アスカ「そうね~。しっかし、どうしてこう日本の気候ってジメジメと鬱陶しいのかしら」


186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:05:17.66 ID:s9xhriYR0

シンジ「仕方ないよ。でもセカンドインパクト前には梅雨って言って、もっと
    ジメジメした季節があったらしいよ」

アスカ「梅雨?そんなのがずっと続いたら性格暗くなりそ~」

シンジ「ははは」

アスカ「日本人ってだからネチネチして陰湿なのが多いのかしら。アンタといいエコ贔屓といい碇指令といいさ」

シンジ「どうなんだろ。。。でもトウジとかケンスケは明るいじゃないか」

アスカ「あれはただのバカ。脳みそが空っぽだから湿っぽくなりようがないのよ」

シンジ「・・・酷い言われようだね」

187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:13:48.52 ID:s9xhriYR0
アスカ「ほんっと湿っぽくて嫌。さっぱりした~い」

シンジ「じゃあ帰ってシャワーでも浴びる?」

アスカ「そうね~ ・・・・!?」

シンジ「?」

アスカ「ふふーん♪良い事思いついちゃった♪」

シンジ「なにどうしたの?」

アスカ「シンジ、ネルフ本部まで行くわよ」

シンジ「なんで?」

アスカ「いいから。黙ってついてくればわかるよ」

シンジ「今日はミサトさんもリツ子さんも松代だし、父さんも本部には居ないって...」

アスカ「逆に好都合よ。」

シンジ「どうして?」

アスカ「いちいちうるさい男ね。さあそうと決まればさっさと行くわよ」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:19:09.38 ID:s9xhriYR0

-- 一旦帰って、荷物をとり、自転車置いて電車でネルフ本部へ --

シンジ「ねえ、どこいくのさ」

アスカ「そろそろ分かるわよ、さあ着いたわ」


195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:22:41.46 ID:s9xhriYR0
ガチャ

シンジ「あ プール」

アスカ「さっぱりするなら広い方がいいでしょ」

シンジ「でも勝手に使ったら怒られるんじゃ、、、まずいよアスカ」

アスカ「平気よ。ネルフの人間がネルフの施設使って何が悪いって~のよ
    それに、うるさそうなのは皆居ないんだし問題ないわよ」

シンジ「ホントかな~」

アスカ「いちいちうるさい男ね。ほら水着、さっさと着替えて入りましょう」

シンジ「う、うん分かったよ」

197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:34:11.16 ID:s9xhriYR0
~~~~~

ざっぷ~ん

アスカ「あー気持ちいい!!」

シンジ「・・夜のプールってなんかいいなぁ」

アスカ「シンジーーー!」

シンジ「なにー?」

バッシャーン

アスカ「そんな所に突っ立ってないでアンタも早く入りなさいよっ」

シンジ「つめたっ! このっ!」

バッシャーン

アスカ「キャッ やったわねーシンジのくせに~ これでどうだ!」

シンジ「ちょ 引っ張らないでアスカ、落ちる落ちる」

ざっぷ~ん

・・・

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:36:33.85 ID:s9xhriYR0
シンジ「ぷはっ いきなりプールに引きずり込むなんてあぶな、、、ん?」

むにゅ

アスカ「・・・」

シンジ「うわあぁぁごごごゴメン!!!」

アスカ「少しは泳ぐ気になった?せっかく来たんだから楽しまないと損よ」

シンジ「え あ、うん」

バシャバシャバシャ

シンジ「あれ、さっきのは気のせいだったのかな。確かに手がアスカの...」



アスカ(ドキドキドキ)

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:42:40.87 ID:s9xhriYR0
~~~~~

アスカ「もう~泳げないなら最初っから言いなさいよバカシンジ」

シンジ「ゴメン、だってまさかプールだとは思わなくって」

アスカ「まあそれは私も悪かったわよ」

シンジ「でも入ってるだけでも気持ちいいよ。それにホラ見てよアスカ、上」

アスカ「へえ~施設の明かりが星空みたいね」

シンジ「ジオフロント内でもこんなにキレイだったなんて、知らなかったな」

アスカ「結構ロマンチックね。こんな事ならもっと早く来ればよかった」

シンジ「ホントだね」

203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:47:35.12 ID:s9xhriYR0

アスカ「・・・」

シンジ「・・・」

アスカ「・・・ねえシンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「キ.....キ......」

シンジ「?」

アスカ「キ...キ.........s」


206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 19:54:37.39 ID:s9xhriYR0
シンジ「??」

アスカ「.......キ、キレイねホント」

シンジ「う、うん。そうだね」

アスカ「・・・はぁ....そろそろ上がりましょっか」

シンジ「うん」バシャ

アスカ(言えるわけないっか....っていうか、この雰囲気なんだから
    そっちからきなさいよねグズ...)

210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 20:02:55.09 ID:s9xhriYR0

シンジ「はい アスカ。手貸すよ。上がってきて」

アスカ「あぁうん  ブツブツブツブツ」

シンジ「ちょ! アスカ危ないって!」

アスカ「え?」

ざっぷ~ん

シンジ「!?」

アスカ「!?」

211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 20:04:12.09 ID:s9xhriYR0
ゴッチンッ

アスカ「ぷはっ ちょっとなにしてんのよバカシンジ!!」

シンジ「ゴメン、だってアスカが」

アスカ「だっても明後日もないわよ!ちゃんと引っ張り上げてよもう!」

シンジ「ゴメン、、、頭ぶつけあっちゃったけど平気?」

アスカ「平気じゃないわよ!真っ赤よ!!」

シンジ「どこ?見せて?」

アスカ「いいわよ自分で見るから!!」

バシャ タッタッタッタ


シンジ「大丈夫かなぁアスカ。機嫌悪くならなきゃいいんだけど」




アスカ「耳まで真っ赤じゃない私.....バカシンジのせいなんだから.......ふふ」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:20:34.57 ID:s9xhriYR0
帰宅

アスカ「ミサト、遅いわね」

シンジ「もう帰ってきてもいい時間なんだけど、なんかあったのかな」

アスカ「ま ほっときゃその内帰ってくるか、連絡あるわよ」

トゥルルルルルル

アスカ「ホラ、きっとミサトだわ」

シンジ「もしもし?」

ミサト「あ、シンちゃん?わったし~元気にしてるぅ?」

シンジ「はい ミサトさん遅くなりそうなんですか?」

ミサト「そうね~ちょっち仕事が立て込んでて帰れそうにないのよ今日」

シンジ「に、しては、随分うしろが賑やかそうなんですけど」

へいお待たせ生一丁ね!  加持「おーい葛城ぃ、ビールきたぞ」

254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:22:19.64 ID:s9xhriYR0

ミサト「まあまあこれも仕事の一環ってことで♪」

シンジ「分かりました。あまり飲み過ぎないでくださいよ」

ミサト「わかってるって~。じゃあ戸締まりとかヨロシク~」

ガチャ

アスカ「ミサト?」

シンジ「うん、今日は帰らないって」

アスカ「ふーん...そう」

シンジ「うん...そう」


257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:25:41.59 ID:s9xhriYR0
アスカ「ねえ、シンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「・・・耳かきしてあげる」

シンジ「ええええなんで?いいよー自分でやれるよー」

アスカ「なに遠慮してんのよ。チェロのおかえしよ。ほら」

シンジ「う、うん、、じゃあ」

バタッ

263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:29:39.65 ID:s9xhriYR0

アスカ「・・・何、床に横になってのよ」

シンジ「なにって、耳かきry」

アスカ「それじゃやりづらいでしょう!ここに頭乗せなさいよ」

シンジ「いや、だって、それはさすがに」

アスカ「別に気にしないわよ私は、ほら」グイッ


265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:34:28.73 ID:s9xhriYR0
アスカ「これでよしっ、じゃあ行くわよ」

シンジ「お、お願いします」


・・
・・・

シンジ(....結構うまい)

アスカ「よっと、とれた♪とれた♪ あと、あそこにも...」

シンジ(...うまいんだけど、太ももの感触が気になって.........)

269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:37:43.77 ID:s9xhriYR0
・・・

アスカ「結構とれたわね」ふーっ

シンジ(これはマズい.... ふーっ ヤバい)

アスカ「あとはふわふわの方でっと」サッサッサ

シンジ(この位置から見上げるアングルもヤバい....目を閉じなきゃだけど何故か薄目を開けてしまう...)



272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:41:58.88 ID:s9xhriYR0
アスカ「お客様~お痒いところとかありませんか~?」

シンジ(やめてアスカ....耳元でささやかないで....もう)

・・・

ペンペン「グエーグエー」

アスカ「? なに見て騒いでるのかしらこのペンギンは」

シンジ「終わった」


アスカ「ん?・・・これは・・・」

アスカ「○X※△ キャー!!!」 バチン!

アスカ「エッチバカ変態信じらんない!!」




おわれ

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:47:23.85 ID:s9xhriYR0
おまけ

----------- 10年後 -----------

「緊張してる?」

「ううん、平気よ」


284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:48:46.67 ID:s9xhriYR0

「あ、さっきトウジ達も来てたよ」

「ねえ、さっきからなに笑ってるの?」

「え? なんか色々思い出しちゃって」

「そう。色々あったけど、振り返るとあっという間ね」

「アスカがはじめて料理作ってくれた時のこととか、昨日の事みたい」

「そんな事覚えてるの?やだぁ」

「だって驚いたもん。アスカがあんなに料理うまかったと思わなかったし」

「ふふ、実はあの時、前から特訓してたのよ。驚かせたくて」

「あ それ実は知ってた」

「えーそうだったのー残念」

「でも嬉しかったよ。すごく」

288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/06/19(土) 22:52:14.68 ID:s9xhriYR0
すいませーん準備できましたー

「あ、そろそろ時間みたい。行こうか」

「うん、これからはずっと一緒ね」

パシャッ

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org975265.jpg


ほんとにおわり



<LAS>アスカ「シンジ、せっかくの休みだってのにいつまで寝てるのかしら」中編



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